摂理。

ここ数日
神様について
考えていた。


かぐや姫の物語」で
かぐや姫
月に還るとき

小さな精霊たちが
迎えに来た。


屋敷のなかを
探すように
くまなく

そして
素早く
飛び回る。


神様は
無慈悲に
人の命を
奪っていくようにも
思える。

けれど
それは
無慈悲というわけではなく。

精霊たちが
触れたものは

命を与えられたかのように
新しく
生まれ変わる。


命を与え
命を奪う。

そこに
感情はなく。

そうだ。

この世界の
あらゆる法則のように。

この世界の
あらゆる調和のように。



摂理

という言葉が
浮かんだ。


そうだ

神様は
摂理だと思った。

この世界の

あらゆる
理。