12月8日

昨日は増村保造監督の「清作の妻」という映画を
WOWOWで見ましたよ。

朝やってたやつを行く前に録画しといて
帰ってきて夜に見たのね。
すごい良い作品だった。
社会とか人間をそのまま暗部まで描き出してて。

設定は日露戦争当時の日本なんだけど
当時の風潮というか
日本に住む人達の考え方とかね。

全然違うところもあるし
全然変わらないな(笑)と思うところもあったわ。

あ。
今からネタバレとかガンガン書いていくので
先に見てみることを
オススメします。

ストーリーとしては、寒村(貧しい村という意味ね)を逃げ出して
うら若いうちにどこかの成金のヒヒジジイの妾にされた女の人が
そのヒヒジジイが急死したので
手切れ金をもらって元の村に帰るんだけど

まぁ村は変わらず貧しく
おまけに戦時中だからいつ死ぬかわからない状況の中
個人的な恨みも含め
人々のフラストレーションが
その女の人に対するイジメ(村八分)みたいな形で向かっていくの。

人間って自分の不満やら欲望を発散する場所を見つけると
こんな風になるんだね
って言うのは
今と変わらず(笑)

ほんと昔から変わらないんだなぁって思った

投げつけられる石つぶてが
今だとネット上の誹謗中傷だったり
集団ストーカー行為だったりするわけで(笑)

まぁ
昔のほうがわかりやすいだけ
やってる本人たちも跳ね返ってくるものが
あっただろうし
みんな生きるか死ぬかの状況だったから
あまりそんなこと気にならなかったのかもしれないというか
むしろ明るさすら感じるというか。

今はひたすら陰湿だからね。
さらに酷いというか(笑)

でも、何十年も前に描かれた人達が
他人に対してわけのわからない優越感で
猿みたいに笑いながらいじめている姿が
くっきりと描き出されていて

それが
ほんとに今も変わらない
人間の姿なんだなぁ
と思って

なんかすっきりした気持ちになりました(笑)

今度からそういうやつら見たら
この映画を思い出そうと
思ったわ(笑)

どうせ変わらないんだから
仕方ないよね
って(笑)

ほんと下らない理由なんだよね。

「非国民」とか(笑)

後から考えると
馬鹿馬鹿しいと思えるような下らない理由で
今も近代的な「村八分」は
あちこちで
行われている。

でね
いじめられる女の人を演じる若尾文子さんが
とても艶かしくて
美しい。

僻んだりとかしなくて

弱いところもあるんだけど
強いのね。


映画のクライマックスで
とあることをして
村中の男の人たちから
袋叩きに合うんだけど

ボコボコにされながら
でも
なんかエロいのよね。

そんな人間の欲望を
心の底から波打たせて
揺さぶるような
映画で。

人間の奥底に秘められた感情を
あからさまに描いてると思う。

とうじ非国民として
ほぼ非人間のような認定をされてしまった人達は
本当に酷いことをされたらしく

女の人はね
平気で性的な凌辱とか暴行を受けたらしい。

ただ戦争に反対するような行為をとったか
あるいはなにもしてなくても
そういう行為をとったように無理やりされたり

ま、そういう村八分みたいなのは
今も変わらずなんだから
よく知ってるだろうと思うけど(笑)

要するに気に入らないやつは
みんなでやれば怖くないみたいな(笑)

戦争とか言って
国にいいように争いをさせられて
同じ日本人さえ酷い目に合わせて
それが普通だったくせに

今はそういう過去の真実や
目の前で起きている状況からも目をそむけて

自分のちっぽけな欲望を満たすため
変わらないこの国の人達を見て

すごい国だな
日本って(笑)


改めて思う
今日この頃です。

で、口では
反戦とか言って
永遠の0」とかいう
偽善的な映画を作ったり
世論操作とか特定企業に肩入れするような公共電波を使って
自分の仕事の片手間に「反戦」とか文字が入ったTシャツを来て番組に出たり

プラカード持ってる人間が世間を変えられると思ってやってるわけじゃない
とかいう
人の歌を歌ったりしているのを見て
馬鹿馬鹿しくて笑いが出ます(笑)

知ってますか?

安部首相は再び首相に任命されてやった
最初の仕事は
日テレとかマスコミ各社の重役との食事会ですよ(笑)
NHKの番組で反戦の歌を歌ったり
どこかからか急に湧いて出てくる1日だけのデモ行進の集団とか
全て想定内なんですよ。

むしろ反戦言論の自由に寛容なクリーンなイメージ効果になって
儲けたわーくらいにしか
思ってないですよ。

それくらい
影響力はないとしか思われてないし
というかそういう役を買って出るひとは
そういう考えをわかっていて加担してるよね
としか思えないですけどね(笑)

違うんだったら
本気でやってみれば
いいと思うよ。

絵音くんみたいになるから。

なんだかんだで
絵音くんが本格的に変なことにまきこまれはじめたのって
例の「甘利大臣」(名前あってるか自信ないけど)騒動からでしょ?

みんなわかってるくせに
卑怯だね(笑)

というか
何を怯えているのかしら?(笑)


こうやって
徹底的に嫌がらせされて
社会的に抹殺されていく人が増えたら

こんな人達のために革命起こしたいと考える気持ちも
たしかに
いろんな人の頭の中から
次第に薄れて行くだろうね。

それこそ
馬鹿みたいな悪巧みする連中の
思う壺なんじゃないかしらね。

というわけで
時間なのでまたいつか。