しみじみと。【追記ver.】


作監督って

晩年に
バトル・ロワイヤル
作っちゃうから
凄いよな

と思う。


死ぬまで
感覚が若い人。


バトル・ロワイヤル」は
つまり

太平洋戦争で
自分達が中学生くらいのときに
国からやらされたことだもんね 


「これから
 君たちに
 殺しあいを
 してもらいます」



いろいろ批判とか
あったみたいだけど

その意味が
素直にわかる人間と

わからない人間の違い

なんだろうと思う



【以下、201802221400追記】

たぶんこの映画のことを言ったら
また映画を見てもいないやつが
さもわかったような情報を
ネットに広めて
ワケわからない論議
始まるかもなー

とか思ったので
ちょっと追記する。

私が
昨日(と言っても今日)夜に
あれからざっと見た中では
意外とwikiの記載がとてもシンプルで
良いと思ったので

下記に引用しておく。
(あと引用のあとに所感も書いているので
良かったらご覧ください。)

まず映画を見ような。


(以下、wikipediaより)


深作は本作品を制作するに至ったきっかけを問われ、
太平洋戦争中に学徒動員により
ひたちなか市の軍需工場で従事していた中学3年生当時
(旧制中学校の教育課程制度下であるが、
学齢は現制度での中学3年生と同じ)、
米軍の艦砲射撃により友人が犠牲になり、
散乱した死体の一部をかき集めていた際に生じた
「国家への不信」や「大人への憎しみ」が人格形成の根底にあったこと、

今日の少年犯罪の加害者少年の心情を思うと
他人事でないという感情を抱いてきたことから、
いつか「中学三年生」を映画の主題に取り上げたいと考えていたところに、
深作の長男で助監督だった深作健太がすすめた原作本の帯にあった
「中学生42人皆殺し」のキャッチコピーを見て、
「あ、こりゃいけるわ」と思い立ったと答えている。
(以上、引用終わり)                ***


作監督の
生きてきた
まさにその事実とか
その根本となった概念とか
戦争とか
この社会そのものの
おかしさ、残酷さ

とか
いろいろあるけど

「42人皆殺し」というキャッチフレーズの帯を見て

「あ、これはいける」
って思うところが
映画人だな
と思う(笑)

要するに
「自分が作りたくて
なおかつ
みんながおもしろいもの」
ってことね。


今の映画ってさ

ほんと

わー
この監督
ほんとこれ作りたくて作ってるよね

って作品はなかなかない。
あと
作らなければ

っていう
突き動かされた想いから
出来てる作品とかも

なかなかない。


いい作品というのは

実は
一人の真実は

社会だったり
人間だったり

あらゆるものを写し出す鏡になるので

一人の真実が

多くの真実を内包する。


そして
たくさんの人の心をも
動かす。


それがよい作品と言われるものだと

私は思う。


201802221410

今日って実は猫の日らしいよ(笑)