追記。


寝る前に
ふと思い出したので
書いておきます。

今日のお昼に
エレカシのインタビューを読んでね

(こういうのも最後かもしれないと
思って敢えて読んでみた(笑))

まぁ
お昼は
さらっと読んだので
あまり気にしてなかったんだけど

なんか

エレカシ
長年やってきて
苦労してる部分があるから
その部分に共感して
聞いてくれるんじゃないか
みたいなことを
宮本さんが言っていて。

でも
違うんだな
これが(笑)

少なくとも
私は違うの。

この間
「翳りゆく部屋」の
暗黒の世界の話を
書いて

そういう感情を
共有しにいく

書いたけど

それは意味が違うのです。

共感というよりも

共有というか
共鳴というか。


例えば
自分がそんな感情になったことがなくても

その悲しみと
暗黒の世界を
共有できるのよ。


その音楽の世界で

悲しみというものを
知るんです。

もしかしたら
自分の中にもある
感情なのかもしれないし

そうじゃないかもしれないし

でも
ああ
これは悲しみだ

って
わかる。

そういう普遍的な

この世界の断片を
感じるんです。


音楽によって
作り出された
その世界をね。


この間の
「翳りゆく部屋」は

なんというか
エキセントリックな感じもしつつ

どろっとした感じもありつつ。


宮本さんは
爆発的な暗黒の世界を
作り出したけど

聴いていた私は
グロテスクだったからね(笑)



宮本さんが
演奏が終わったあと

「グロテスク」って言って
ああ、そうだ
「グロテスク」だな
って
私も思ったの。

悲しみって
グロテスクだったんだな
って

そのとき思ったっていうか


そうだな

グロテスクだな
って気づいたというか。

音楽が
曲が
教えてくれたんです。


そういう
作り出される
たくさんの世界を
感じにいくの。


それができる人って
あんまりいないけど

エレカシの曲は

宮本さんの歌は

それができるから。


私がライブに行く人達は
そういう人で

そういう世界を感じたいから
私はそこに行くのね。


それが
とても素敵なことで

感動的なことだからです。

私にとっては。



例えば
「愛と哀しみのボレロ」の
ボレロ」を踊る
ジョルジュ・ドンに

神の存在を見た人は
たくさんいたみたいで

それと同じなんです。


神様を見たことはないけれど

神の存在を感じるんです。

ああ
これは神の意思だと
わかる。

そうやって
この世界の断片を

自分の心で感じられることこそ

芸術というものじゃないのかな

私は思う。



ベジャールの言葉で

踊るということは
人間と人間の結びつき
人間と宇宙の結びつき
人間と神との結びつきである
というのを聞いて
なるほどな
と思ったのです。


そうやって

人と人とは
交流できる。


ベジャールの世界を
そのままに表現できる
ジョルジュ・ドン

そして
ジョルジュ・ドンから

インスピレーションを受けて

さらに世界を
広げていく
ベジャール

この関係性が
とても素晴らしいな

思いました。

たぶん
愛しあい
それだけでは
終わらない
悲しみや
苦労もたくさんあった
だろうけど

その関係性は
素晴らしかっただろうと
思う。



エレカシ
「悲しみのはて」
もね

いつも
契約が切れて
どうのこうの
という話を
宮本さんはするけれど

私は
そういう背景で
「悲しみのはて」を
聴いたことはなくて。


そこに曲があって

その曲が
どんな想いをのせて

どんな世界を描くかは

その曲が聴かせてくれる。

そして
そのことが

私にとっては
すべてなので。


だいたい
宮本さんも

「悲しみのはて」には

そのいつもの説明だけでは
おさまらない
いろんな感情が
あったはずで。


実際
その曲が発売された当時の
「JAPAN」を
私は持ってるけど

そのとき宮本さんは
「悲しみのはて」のことを
「余技」だと言っていたのです。


そのときの写真に写ってる
宮本さんの表情も
私は覚えていて

私はそんな宮本さんも
好きなんですよね。


っていうか
そういう宮本さんのほうが
好きかもしれない。


音楽聴いたら
わかるだろ

って
言ってる
宮本さんが。


儚くて
でも
強い宮本さんが。


そういう宮本さんが
好きな人は

いっぱいいたはずだ。



ニコ動見てたとき

宮本さんの後ろ姿の写真に
音楽が乗せてある
動画があって

そこに


「宮本死なないでくれ」


ってコメが
乗せてあって。


別に
そのとき
宮本さんは
病気でもなんでもなかったんだけど


でもね


そう思う人は
たくさんいたんだ。


いつか
消えてしまいそうな
感じがして。


それは
宮本さんが

あまりにも
世界の中で

美しく
せつなかったからだ。


それぐらい
音楽に
自分の人生を
捧げていたことを

みんな
わかってたから。

そしてね

ひたすら
まっすぐに
ズルいこととかもしないで
全うに生きていたから。



自分の才能を
最大限生かせる職業で
生きていくことは

素晴らしいけれど
大変で

そういう人は

世の中でも
一握りだろうと思う。


みんな
ちゃんと
わかってるよ。

エレカシの曲を
ちゃんと聴いてきた
人なら。




私も
ここにいろんなこと書いてるけど

毎日通勤してるけど

たぶん
全て「余技」なんです。

私にとっては。


そういう側面もあるの。

確かに。


あとね
私は自分のことを

不幸だと思ってないんだよね。



嫌がらせされたりするのも
自分は何も悪いことしてないのに

って思ってるし(笑)


それだけ
言っとくね。

以上

ちょっと書こうと思ったら
意外と長くなったけど


追記でした。


ではでは
ほんとに

またねー('ー')/~~