本日も犬絡みで。

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こんばんみ( ^∀^)

本日は2021年8月29日(日)でございます。

昨日(8/28)はおやすみー
ということで。

昨日も、今日も
嫌なことがいろいろあって。。。

ほんと
大変でした。(笑

ブログどうしようかなー
とか
思ってたんだけど、

むしろ
気晴らしになるかな
と思って

書いてみることにしました。

まぁ
このブログは
日記みたいなものですからね。


8月もあさってまでだねー。


海にはまだ行けてないよヾ(。>﹏<。)ノ

でも、
9月でもいいんじゃないかな
と思っている。

今年の夏は
暑すぎたからね。

9月もまだまだ暑いかもしれないけど、

どうせ海には入らないんだから

お散歩がてら
暑さがやわらいでから
行くことにします。


一昨年だったかなぁ

ネットが使えなくなってから
昔のソフトバンクの携帯を出してきて

カメラがわりに使ってたら
いきなり使えなくなってさー。

あり得ないじゃないですか。
(割賦契約完済の購入品を勝手に使えなくするとか。)

だから
地元のソフトバンクのショップにわざわざ行って
相談したら

勝手にロックがかかったとか云々言っていて。


「要するにどうすれば使えるようになるんですか?」
って聞いたら
SIMカード挿入して一度つないでからじゃないと
解除の操作ができない

でも、そのSIMカードがこのショップにはない

とのこと。

「どこのショップにあるんですか?」
って言ったら
「若宮町にしかない」
と言われて

一応地図印刷してもらって
次の日行ったら
めちゃくちゃ遠かったんですよ。

最寄り駅から
結局4時間くらいかかったんです。

しかも
途中山越えて。(笑


地図も適当なのしか印刷してもらえなかったから
どこにあるのか全然わからないし。

途中の郵便局で調べてもらったけど
(自動車で行ったら早いんですけどね
とか嫌味言われつつ)

結局全然違ったからね。


なんか、違うな、、、と気づいて
途中の山頂みたいなところで

どこかの会社の人に
再度聞いたら
やっと具体的にわかって

この辺でソフトバンクのショップって言ったら
そこしかなかったみたいですね。

でも、
4時間歩いた。

山の中を。

たぶん、一番遠くて
行きづらそうなところを選んで
(私が行くのを諦めるだろうと見込んで)
言ってそうな匂いがぷんぷんしたけど、

諦めずに行きました。

しかも適当に印刷したとしか思えない感じの地図で

山の中歩いているときに

途中ですごい雨が降り出して。


朝から
雨は少し降ってたので
レインコート着て
レインブーツも履いていったんだけど、

そのレインブーツが
以前母に誕生日かなんかにもらったやつで
(よくわからないけどレインブーツは2回もらったやつの一方)
ちょっとサイズが合わなかったのかわからないけど、

靴擦れが相当ひどいことになってきて

途中から裸足で歩いたんだけど。

(それが許されるくらいの山の中。)


後日、靴擦れした箇所が傷だらけになって

普通に外からも見えるから、

電車の中で
知らない若い子とかにニヤニヤ見られたりもしました。


まぁ、結局行ったけど
携帯の操作はできるようになったものの

変な表示が消えなくて
解消されてない感じだったので

再度帰りにショップに行ったら
やはり解決してないことがわかったんです。

それで、
なんかいろいろいじられて
変なSIMカードを何個も入れられて
(むしろなんかのメモリーを勝手に記憶させている動作にも見えたわけだが)

それでも無理だったんです。


だから
意味ねーと思ってたんだけど、


「どうしてくれるの?」と問い詰めたら

もう一度「若宮に行くしかない」と
無理なことを言うわけです。

たぶん、これももう
あきらめるだろうと思って言ったのか
嫌がらせで言ったのかわからないんですけど、

(たぶん後者だと思うんですが。)

でも、
2回目行ったんです。

これで無理だったら
ただじゃおかんと思って。


2回目は晴れてまして
お散歩日和でした。

途中で
売っていた梨も
お土産に買って。


それで、
一応使えるようにはなりました。


たぶん、最初から使えたんだろうけど、

使わなくなった携帯でさえ
あいつらはハッキングして
使えないようにしてるんだな
と思うわけですが、

しかも、それを解除するのに
相当嫌がらせしてさ、

でも、
梨を買って
お散歩して
上機嫌で帰ってきました。


(また同じ道を4時間歩いたけど。)


そういう人なんですよ、私は。


でも、
そういうのも許せないんだろうね。

あの人たちは。


全部自分達の思い通りになっても

満足しないのよ。

私が満足そうだったら。


おまけに

今もその携帯のカメラ使ってるけど、

写そうとすると
絶対ぼやけてしか映らないんです。

手ブレ防止とかしても、
いつの間にか設定が外れてたりとか。


そういう細かい嫌がらせも

毎日するんです。


リアルタイムで監視して。

それだけが
楽しみで生きている
かわいそうな人達なんだろうな

って思いますけど。


そういうことをしていて
自分たちは何故許されると思うのか

ほんと不思議なんです。


昨日も、今日も
ほんと
すごいことが起こりました。

ほんと
身勝手な人達だなと
思いましたけど。


で、私はそれを許すと
みんな思ってるから
そういうことをするんだろうな

思ったんですけど。

なんでかな?

不思議ですよね。


とにかく、
そういうことがあって。


足が傷だらけになったあと

もう一度山を歩いた時

ふと気づいたんです。


自分に小さい頃の感覚が
戻ってきたのを。

この間
レンタルの話を思い出したときに
書こうと思っていたのは

このことなんです。


さいころの感覚というのは、

私がレンタルが苦手なのと
同じ感覚で

例えば、
さいころ友達の家に行ったときに

洗濯バサミのついた物干しとかが
ぶら下がってたりすると、

そこの洗濯バサミに残ってるイメージが
漂ってくるんです。

人の家の
なんかいろんなものが。

普通の生活の匂いみたいなの
だけならいいんですけど、

すごい淫靡な香りとかも
小学生の私に漂ってきて(笑


小学生だから
よくわからなんですけど、

なんかえろいな
と。


しかも人の家だからね。

おじちゃんとか
おばちゃんとかいるわけで。

だから、
そういうの嫌だったなぁ。


でも、
その感覚が

その一昨年の山歩きで
甦ってきたんです。


2回目のときに。

よく晴れた日でしたよ。

秋晴れの綺麗な。


山に入る手前あたりに

人が住んでいるのか
住んでいないのかわからない家とかが

ぽつぽつとあったりするんですけど、

その家々が
私が小学生くらいのときに見かけたようね
若干古い感じの家なんです。

その家とかを見て

懐かしい感じの家だな
と思っていたときに

突然ね。

びっくりしました。(笑


だから、
あー戻ってきたな
と。


私、夏は山に行くのは
やめてるんですよ。

なぜなら
怖いから。


でも、その夏の山を散々歩きまわされたんです。

しかも
すごい雨の中を。

足に傷まで負って
ね。


だからだと思うんです。


全部揃ってたから。


足の傷と
引き換えに

もらったんです。

たぶん。

だから、今年も
そうなんじゃないかな
と思います。


今年も
山には入らなかったけど、

家(山の近く)で

ずーーーーーーーーーーーーーーっと
雨が降ってたんです。


その間

楽しいこととか
特になかったし。

やる気もほとんどなかったけど。


世の中が
早く終わればいいのにな

って思ってました。


だから、
9月に海に行っても
全然大丈夫です。

むしろ、
8月に無理に海に行ったら

ウツボに嚙まれてたかもしれないし。


なので、
昨日、今日の出来事も
そういうことの一連なんじゃないかな

と。


でも、ちょうどよかったです。

明日で
一応区切りなので、

9月に入ったら
時間があるときに

海に行こうと思います。


そんな感じです。


ちなみに、

一昨々年も海に行って
足に酷い日焼けをしたけど、

とくに何もなかったな。


普通に、平和に夏が終わったからだろうか。。。


ん-ーー
でも
秋頃にいろいろ嫌なことはあったけどね。(笑



今日はそんなところでしょうか。


独り言的につらつらと書いてみました。


そういえば、

スピッツのツアーの7月の北海道も

「きっと私は北海道とかには行かない」
と思われていたんだろうな


最初のツアーの日程の発表を見たときに思いました。


だからこそ、敢えて行った
というのもありますが(笑

でも、まぁ
行くなら北海道だな


わりとすぐ決めましたけどね。


北海道行けてよかったですよ。


山歩き4時間のときと同じで、

私、そういう人なんで。




ちょうど4月より少し前
3月頃かな

漫画を読んでた時に

家にある古い漫画とかも出してきて
読んでたんです。

その中に
動物のお医者さん」があって。


これは、知ってる人は知ってるんだけど、

北海道大学獣医学部が舞台になっているんです。


中学に入って、この漫画に逢ったこともあるけど、

獣医という職業を知った私は
「私にとってこれは天職だ」と

そのときは思ったものです(笑


その頃は、
ほんとに北海道大学獣医学部に行きたかったなー。

その思いがあって
高校入試も頑張れたわけだし。


いろいろあって
獣医にはなりませんでしたが、

でも、
動物のお医者さん」に出てくる
ハムテルとか二階堂とか
菱沼さんとかと同じような経験は
したな

と思います。


かなり強烈な個性を持った教授とか。
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さすがにここまではないけどかなり近い。

でも、腕はいい。
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わりとマニアックだけど教授的には気楽な試験。
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正しくは馬の上腕骨です。(笑

逃れられない試験前。(もしくは卒論&修論時。)
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マスターはいつの時期も遊んだりできないからね。(笑

そして、その先の博士あるある。
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菱沼さんのお見合いの回すき。(笑

自分の盲腸の手術のときに
上の照明に映っている自分の腸が杜撰に扱われているのを見て
「そうじゃないのにな~」と思う女、菱沼。

などなど、
今読み返すと
なんだか
大学院時代を思い出します。

獣医ネタもマニアックでいいし、

ストーリーもおもしろいです。

たしか、ネタを全国から募集してたんですけど、

佐々木倫子さんの手にかからないと
ああいうおもしろさには
ならないという。

動物のお医者さん」を読んだ人なら
みんな知っている吹き矢の作り方(笑

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赤いフサフサが教授のこだわり。


今読んでもすごいおもしろいですよね。

私は最初、
友達から勧められて読んでて

友達に借りなかった部分を自分で買って読んでたので
今持っている単行本の巻がバラバラなのです。。。(つд⊂)

久しぶりに全部読みたいなー

とか思ったりしてました。


まぁ、話自体は全部覚えてるけどね。(笑


そうそう、
動物のお医者さん」で思い出したけど、

ちょうど、スピッツのツアーの日程が
発表されたのが4/12で

北海道は真駒内アリーナでしたが。

知ってました?

真駒内公園って

冬になると
犬ぞりレースがあるということを。(笑


だから
それで適当に決めたのかな

って思ってましたが。
(ストーカーの人達が。)


犬とかも
大好きですものね。

もちろん、
私が猫と言ったときに

それに反するものとしての
犬なんでしょうけれども。


そういう人達ですものね(笑

ま、
どっちでもいいですけど。


ちなみに
4/9のМステは
「レタスバーガーください プリーズ OK OK」
だと思うの。

西郷どん
どう見ても詩礼ちゃんだから(笑
(見た目も、名前も。)

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私が持ってるのと表紙がちがーう。



さてさて、
動物のお医者さん」に話は戻って。

犬ぞりといえば
やっぱりシーザーでしょ!

ということで。

シーザーめちゃ好き♡

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オレはやるぜ。

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オレはやるぜ。 オレはやるぜ。

途中。
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阻止(笑
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オレはやりたりないぜ!


そんなシーザーがめっちゃ好き。

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シーザーは昔家で飼ってたハスキーに
一番似てるのよね。


実は、こんなのも見つけた。

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シーザーの汎用性。(笑


エレカシファンなら
なんとなく
アルバム「俺の道」を自動的に思い出します。
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PVと表紙デザインは紀里谷監督。

PVの動画貼ろうと思ったけどないのね!
(何故?この間の松たか子さんといい。。。)

話は戻って、
犬ぞりレースは
実はプチも大活躍です。

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プチは魚屋さんのお嬢さん。

あれだよね。

当時はみんな
犬は犬小屋で飼ってたから。(笑

そして、忘れてはならない
西根家の動物たち。

ご存じ般若顔のチョビ。
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飼い始めたときヒヨコだったからヒヨちゃん。
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(死んでません。)

そして、なぜか関西弁のミケ。
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動物のお医者さんって

昔、ドラマ版があって
期待して見たら

なんか学校のシーンが
全然違っていて

がっかりして見るのをやめた記憶があります。

(なんか山田優とか出てたような。。。
 一体誰のキャラだったんだろう?
 
 しかも色仕掛けしてたような。。。
 全然世界観違うからね。。。٩(๑`н´๑)۶)


でも、改めて見ると
このキャラ合ってるよね!

という方も結構いる。


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ハムテルのおばあさん→岸田今日子さん

漆原教授 →江守徹さん

菱沼さん→和久井映見さん
     (なんかぼーっとしてそうなところは。。。笑)


岸田今日子さんよいなー。
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そう言えば、「犬神家の一族」(1976)の
お琴の先生で岸田今日子さん出てたねー。

あの役もすごいよかった!

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「犬神家」で琴は重要なアイテムだから
高峰さんも
富司さんも上手に弾いてたなぁ。


昔の女優さんはお琴もちゃんと弾けたんだろうなぁ
と思いますね。

今、「犬神家」をリメイクしようとしたら
まず、松子夫人役の方は
お琴の練習をしないといけない(笑


そんなわけで、

最後は
ネット上で見つけた

チョビに似た
かわゆいハスキーたんを

貼ってお開きといたしましょう。

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こまつなくんと言うそうです。

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劇似!!

というわけで
今日はここまで。

ではでは、またねー☆

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感時、花濺涙。

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こんばんはー(*^ー^*)

本日は2021年8月27日(金)でございます。

。。。の予定が、
20時頃から急にネットがつながらなくなりまして。

まぁ、いつもの嫌がらせですが
またPCをリセットして
ようやくつながりまして

こんな時間に。。。。

もう、2021年8月28日(土)になってますね。。。
はぁ、つかれた(*´Д`)

というわけで
深夜に失礼いたします。


昨日(8/26)は、
ブログはおやすみいたしました。

最近なんかやる気なくて(笑


この頃は、こちらブログ(→虹色drops)
で先にupして、

あとから、もうひとつのブログ(→Ad novam sationem tecum)

にupするようにしていますが、

先にupしてるやつ(→虹色drops)のほうが
up時間と更新履歴がちゃんと記録されるわけだからなんだけど、

こちらのアカウントも
更新を始めたときに書いたように

なんか複数アカウントにされてるっぽい気がするのと
途中でまた、中身のデータを入れ替えられた(2020年初めごろ)ような
感じがするんですよね。

upし終わった記事についても
ブログupするときだけ(←リアルタイムで監視されてるから)
下書きから公開にされてるような気もするし。

昨日は、虹色dropsのほうで8/23,25にupした記事を
Ad novam sationem tecumのほうでもupしたわけなんだけど、

赤い謎(前編・後編)が公開されてないっぽい?

下記画像参照。

前編の「次の記事」のところに後編の記事タイトルが表示されない。
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犬神家の記事(=後編の次の記事)へ行くと、
「前の記事」のところに、やっと後編の記事タイトルが出てくるので、
行ってみると。。。

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後編の記事が表示されるものの、
「前の記事」のところに前編の記事タイトルが表示されない。

タイトル名”あれこれそれどれ”(=前編の前の記事)のほうに行ってみると、
やっと、「次の記事」のところに前編の記事タイトルが出てくるという。。。

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やっぱり、なんかおかしいのです。


しかも、
公開するタイミングも
ずらされているような気もするし。

(で、その間に
やつらは後出し記事を準備したり、

事実の隠蔽をしたりするわけですね。)


ネット情報も検索しても
変な記事しかHitしないし。

なんかブログを書く気も
あまり起こらないわけです。

でも、まぁ
これで書かなかったら書かなかったで

やつらの思うつぼということにも
なりかねないので、

ぼちぼち更新は続けますが。(笑


嫌がらせされたからといって

ブログをやめるのも
変な話だしね。


というわけで、
本日も一応更新です。


昨日は、

WOWOW
病院坂の首縊りの家

犬神家の一族」(2006リメイク版)を
見ました!


病院坂の首縊りの家」は

本格推理小説好きには
島田荘司さんの
暗闇坂の人喰いの木」を思い出すけど、

原作と話も随分違っていて

まず、なんで病院坂なのかというのが
意味をなしてないし。

原作では東京が舞台なのですが、

映画版では舞台は奈良の吉野市になっている。

さっき、病院坂について調べたら
東京に病院坂は実在するらしいですね。

ちなみに下記は初耳。

芦辺拓は、『病院横町の首縊りの家』という題は
エドガー・アラン・ポーの『モルグ街の殺人』を森鷗外が翻訳した
『病院横町の殺人犯』から採ったのではないかと述べている。」

『病院横町の殺人犯』とか
あったっけ?(笑

まぁいっか。


冒頭から
「女王蜂」の中井貴恵さんと
原作者の横溝正史
金田一(石坂さん)とアメリカに行く会話するという
不自然なシーンから始まり(笑

(しかもまた横溝正史がセリフ下手だがら
中井貴恵さんまでつられて(?)棒読みという
目も当てられない展開。笑)

ちょっと
ひどいな
と思いましたが。

ストーリーの中盤の

古本屋さんで
金田一(石坂さん)と中井貴恵さんが出逢って

中井貴恵さんが唐突に薬学の知識を披露するシーンとかも
なんだこれは?(。´・ω・)?
と思いましたが(笑


予想はしていましたが
若干不安な想いを抱きつつ見始めましたけれども、

あれだね、

やっぱり

作を重ねるごとに
周囲がうるさくなってきたのか

やっぱりいろんな茶々が入ってきたようで

意味不明な演出が多かったです。



さっき調べたら、「女王蜂」のときも
中井貴恵さんがらみで某化粧品会社とのタイアップがあったみたいで

言われてみると、
「母の形見」とか言って
口紅から開かずの間のカギに関するメモを
見つけたシーンがあったな
とか思い出してましたが、

そのときも
なんか探偵小説の中のアイテムとしては
軽いなーとか思ってましたけど、

そういうわけだったのか
と。

一昨日に
クレジットに中井貴恵さんが出てるの先に見ていたので
中井貴恵さんがまたヒロインかと思って
懸念していたのですが、

ヒロインは桜田淳子さんでした。

中井貴恵さんより
アイドルっぽくなく(笑)
全然演技が上手かったのでよかったです。

映画の中で描かれる
中井貴恵さんの女性像から言って

なんとなく
戦後のアメリカ主義っぽい女性をイメージしているんですが、

桜田淳子さんは
日本人形のような髪をしていて
やはりそこは
市川崑監督の趣味なのかな?

とても美しかったです。

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冒頭の不自然なシーンと
最後もまた横溝正史と中井貴恵さんが

「新しい時代」
について語っているところからも
わかるんですけど、

それもなんか
とってつけたような感じがしました。


紅茶が出てくるのは、

いわゆる英国式アームチェアディテクティブにつきものの

午後の紅茶を飲みながらの推理”
というのを連想させていると思うんですけど、

金田一シリーズでの
ストーリーテラーはあくまでも
探偵・金田一であって

それを横溝自身(メディアの著作者)が
成り代わって
急に探偵気取りで物語を締める演出とか
誰が考えたんだろう?
と思いますが(笑)

市川監督っぽくない。。。


なんか無理やり
金田一シリーズを終わらせようとするかのような
誰かの思惑を感じます。

(実際、市川崑監督による
金田一シリーズは
2006年のリメイク版をのぞくと
今作にて終了となっています。)

なんだか
売れ線の映画をとりまく状況とかが

いつの時代も変わりませんねー(笑

とか思ってました。


今回の
市川監督による
映画版金田一シリーズは

ストーリー的にも
戦前の日本の旧家の没落のようなものが
描かれているんです。

「犬神家」もそうだし、
「女王蜂」もそうだし、

「獄門島」も「島」という閉鎖された土地での

「村」・「家」という旧式の日本の社会の枠組みの中で

殺人事件が起き

旧体制の呪いとでもいうかのような
ストーリー展開なので、

それが
「新しい時代」を目指す人達に
利用されたりもしてたのでしょうか。

そういうところが
社会派推理小説なんですよね。

でも、
もうあれから何十年経った今でも

私たち日本人は
旧家で起こる
いかにも古めかしい「犬神家」の話が大好きなんです。

どうしようもないくらいに。(笑


日本って変わってないな
と思いますよね。

ちなみに、

ネタバレしますが、


病院坂の首縊りの家」では

桜田淳子さんが一人二役をやっていて、

小雪とゆかりという女の子が入れ替わるんですけど、

ゆかりさんが殺されるとき
赤いワンピースを着ているんです。

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「ゆかり」というのは
漢字で書くと
「紫」ですね。

タイトルの
「首縊り」というのは、

まさに最近書いている
「(首吊り)自殺?」

のことですね。


そういうのからも、

まさにタイムリーな作品でした。

裏トレンドの色的にも
社会で起きている現象としても。


手品じゃありませんよ?(笑


もちろん「病院坂の首縊りの家」の放送日を
決めたのは私ではありません。


さてさて、
本編の感想に戻ります。

本作はやはり

佐久間良子さんでしょう。

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ストーリーとしては古典的ですが、

佐久間さんが

日本の明治以降 第二次世界大戦終了時の
旧家の女性の生き方を

哀しく

そして

美しく演じられておられます。


そういう人達の死のあとに来るのが

「新しいものは生まれるんだよ」
と言って

紅茶をすする人達であって、

(ここをアメリカではなくて
イギリスとしているところも
却ってアメリカ主義だなーと思いますが(笑))


それは
おそらく

江戸末期の武家のあとに

維新で成り上がった貴族達が
そうしてきたのと

同じだったんだろうな
と思うわけです。


市川崑監督の金田一
いわゆる角川映画の第一作
(角川文庫シリーズの映画化)として
生まれましたが、

それを念頭に置きつつ
今の時代を考えてみますと、

メディアは大きな変革を
迎えようとしていて、

出版界の今後の生き残りも含めて

犬神家の一族」を始めとする
金田一シリーズが

どんな意味を持つのか

そこまで含めて考えると

とても感慨深いことだと思います。


「犬神家」の長女松子夫人(高峰峰子さん演じる)は
「何か目に見えない力で動かされている」
と言っていて、

他の女性たちもそうでした。

それは、
死んでしまった誰かの意思かもしれないし、

大きな時代という流れそのものなのかもしれませんが、

もしかしたら、
それが
市川崑監督の表現したかった事なのかもしれません。

でも、一人一人は

自分の意思で
生きていて、

それを人間味のあるあたたかさで見守り

社会のためではなく
一人の人間として

ひとつひとつの事実を解きほぐしながら
明らかにしていったのが

金田一耕助であり、

それを演じた石坂浩二さんの
やさしさなのであったのではないかと

思いました。


2006年の「犬神家の一族」リメイク版は

カット割りなどは
ほぼほぼ同じで、

どちらかと言えば
切り落とすような作業のリメイクだったように

思います。

雰囲気的には
落ち着いていて

とても大人しい、礼儀正しい印象でした。

別の言い方をすれば

かつてそこにあった
活気やにぎやかさが

時代の垢と一緒に

そぎ落とされてしまったな
と。

建物の色も
古色が落ち着いた風合いになっていましたが、

そこは生活の音も匂いもしないんだろうな
というような。

演じる人達も

なんとなく
表面的な小綺麗さを漂わせているんですけど、

それは
お役所の事務机のような印象を持ちました。


変わらないのは
そこにある自然だけなんだな

思いました。



犬神家の一族」の冒頭で

石坂さん演じる金田一

宿屋から外の湖畔を眺めて

「国破れて山河あり」

と言いますが、

その一言が

きっと不変の真理なんだと思います。



「国破れて山河あり

 城春にして草木深し」



きっと、今のコロナ禍でも
それは同じことなんだろうな
と。

杜甫の詩「春望」については
こちらなどをご参照ください。

www.kangin.or.jp
http://www.kangin.or.jp/learning/text/chinese/k_B1_025.html


私も
杜甫の詩にしみじみとする年齢になりましたかね。(笑


「犬神家」の2006年リメイク版では

富司純子さんが美しく気高い松子夫人を
演じておられました。

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富司さんは
お年を召されてからも
極上の遊女の艶を感じさせる女性だなと思いますが、

1976年版「犬神家」の高峰三枝子さん演じる松子夫人が

貫禄・強さ

であったら、

富司純子さん演じる松子夫人は

冷酷・弱さ

であると思うんですよね。

そして、どちらも
母としての愛は変わらないという。


リメイク版ならではの
演技の違いの面白さを感じたのは

やはり富司純子さんでした。

実際の親子の
尾上菊之助さんとの共演も
よかったですね。

見ていても、
つい、ほんとの親子なんだよな
と思ってしまうけど、

プロとしての富司さんの凄さ
に感激しました。


それから
リメイク版を見て、

遅まきながら
1976年のあおい輝彦さんの
演技の凄さも

改めて感じました。

終盤に取調室で
金田一に問いただされるシーンがありますが


その際に

あおいさんの目が
だんだん真っ赤になってくるんですよ。

黙ったままで
誰も気づいてないんですけど。

で、
石坂さんが
セリフが終わって

ふとあおいさんの方を見たら

涙がこぼれてきて、

石坂さんも
はっと気が付くんです。


その間が
まさに、

金田一

容疑者として問いただしていた相手の涙に気づく瞬間
だったんです。

あのときの
石坂さんの
驚いたような

少し困惑したような表情が、

いつになく
強い口調で問いただしてしまって
少し後悔しているような

金田一の逡巡の表情にも見えました。


で、

そのあと
わっとなって

あおい輝彦さん演じる助清が

手で顔を覆って
泣き崩れるんですけど

その拍子に
椅子から転げ落ちるんです。


あれは、だから
自然とああなったのだと

思いました。


リメイク版は

まさに同じように演技されていたけれども、

でも、
同じじゃなかったんですね。

そういうところで
違いがやっぱりあからさまでした。

なんというののでしょうか、

形だけではなくて
心の在り方というか。

それと、

ひとつどうしても書いておきたいのが

あおい輝彦さんが
病院坂の首縊りの家」にも

小雪の兄の役で出ていらっしゃったんですが、

おそらく、
小雪にとって運命の敵とも呼べる
ゆかりの父を彷彿とさせるためか

あおいさんも髭を生やしていて。

かなり毛むくじゃらな感じで。

なので、
途中まで
あおい輝彦さんだと
気づかなかったんですが、

どうしてもね

その毛むくじゃらな感じが

パパイヤ鈴木にしか見えなくて(笑


絶対、パパイヤ鈴木だよな

と思っていました。


はい、それだけが
どうしても言っておきたかったのです。(笑


パパイヤ鈴木の
風鈴生首。。。。


そんなこともさておき(笑


2006年のリメイク版では、

石坂さん演じる金田一

一人、道を歩いていくシーンで
終わっていました。


1976年版では

見送られるのが苦手で

わき目も振らず
汽車に飛び乗るシーンで終わってましたが。


1976年版が

まるで、今からまた新しい事件へ向かう
始まりの予感を感じさせるような終わり方
だったのですが、

2006年版では

道を一人歩いていく石坂さんは
既に老年で

途中、少しだけ振り返りますが、

その目が少し潤んでいました。


きっと、市川崑監督と金田一をやるのは

これが最後だろうな
という想いがあったのかもしれない

と思って、

切ない気持ちになりました。



市川崑監督、石坂さんをはじめ

製作陣の皆様

素敵な金田一シリーズを

ありがとうございました。


最初の第一作から

既に45年。


今尚、

本当の意味で

人々に愛されている映画だな

と思いました。



以上、簡単ながら

感想までに。



というわけで、

そう言えば、前回
「犬神家、足」で検索していたら

おもしろいものを色々見つけたので

少し書いておきます(笑


この間は文字テロップのことで
エヴァを例に出しましたが、

そう言えばこういうのもあったな
と。

f:id:deco-noriko:20210828035436p:plain
ガチで犬神家ですね。(笑


それから、
こういう、おもしろい検証も見つけました。

ameblo.jp
https://ameblo.jp/ishibashi-kantei/entry-12205435305.html

犬神家の佐清(実際は静馬)の足を三次元CADで再現して
検証されているようです。

検証結果としては、
軟弱地盤のため安定が得られず
支柱基礎が必要であるとの結果が報告されています。(笑


映画を見るとわかるのですが
(もしかしたら色鮮やかなリマスタ版だからこそ見えるのかもしれませんが)
実は、佐清さんの足の斜め上方向に
糸のようなものが見えるのです。


f:id:deco-noriko:20210828035556p:plain

私も、今回映画を見ていて気づきましたが、

やはり安定が得られないために

足を吊って引き上げるような形で
糸で固定されているような印象です。

意外と見えてしまったというね。(笑

スタッフさんたちの苦労が
偲ばれます。


次に、

犬神家の佐清さんの足のデザイン性を生かした
氷が作れるという製氷トレイが出ていました。(笑


karapaia.com
https://karapaia.com/archives/52253600.html

価格は3個セット3500円、6個セット6220円、12個セット1万890円だそうです。

(高い(笑))


でも、なんかいいですよね。

使用例↓
f:id:deco-noriko:20210828035715p:plain



さらにさらに!

いつの間にか
佐清さんが既にフィギュア化されているという。(笑

www.excite.co.jp
https://www.excite.co.jp/news/article/Japaaan_106129/


しかも
もしかしてと思ったら
レビューまであった(笑

okureje.hatenablog.com
https://okureje.hatenablog.com/entry/2020/08/24/183634

「サンプル画像では正座していた気がするが、商品版は正座はできない。」

wwwwww

たしかにマスクがキャストオフできないのは残念ですね(笑

上記レビューされた方による素敵なアレンジ

f:id:deco-noriko:20210828035904p:plain


他に
いくつか見かけた動画など。


ファミコン犬神家の一族

f:id:deco-noriko:20210828035926j:plain
まじかわ

あとこれは
個人的に好き♡(決してネタバレはありません笑)

すけきよが仮面をめくります

明智先生!!


こちらは
どこぞのネコさん。(笑

f:id:deco-noriko:20210828040009p:plain


みんな、佐清さん 大好きだよね!!

そんな感じで

今なお、愛されてやまない
犬神家の一族」について
お届けいたしました!(≧▽≦)


それでは、
本日はこの辺りにて。


またねー☆

(とか書いたあと、急にネット接続できなくなったんだぜ。。。)

f:id:deco-noriko:20210828040152p:plain
水島上等兵。(笑

*8/28 佐清さんが何故か助清さんになっていたので修正しました。
(今まで、ずっと佐清さんと書いていたはずなんですが。。。笑)

犬神家キタ━(゚∀゚)━!

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こんてむつすむんぢー(´∀`)ノ

どうもどうも僕です。←


本日は2021年8月25日(水)でございます。

いやー
昨日(8/24)もブログおやすみしてしまいましたね。(笑

えー
だってさ、

昨日から
WOWOWで市川崑監督の金田一特集やってるからね!

一日2本午前中にやってます(* ´艸`)

だから、2 時間/本 × 2本 =4時間

それを2回見たとすると
8時間になるわけじゃないですか!


ブログとか書くヒマないよねー!!(笑


この間までは
ブログは何を書いていたか

ちょっと今は思い出せないけど←

そうそう
赤い公園津野米咲さんのことと
スタジオコーストのことを書いていましたね。

うん。

まぁ
津野米咲さんの死因とかは
わかりませんけど、

前回書いたように
自殺かどうかもわかりませんからね。

情報がないんで。

つまり、
亡くなったかどうかも
定かではないので。

ネット上に嘘情報も流れてることですし、

まぁ
可能性として考えられるというレベルで
考えてみましたが、

前回書いた通り、

個人的に
結構面白いつながりとかを発見したので
興味深かった

ということですね。

新木場スタジオコートに関しては

やはりコロナ期の動きと
かなり敏感に絡んでいるところで

思うところが多々あったため、
まとめておいた

という感じです。

結局、どういう人の手に渡るのか
今後も注目しつつ

また機会を改めて
見てみようと思ってます。

なので、
ぼちぼちって感じですね。


あと、最後に
agehaspringsの玉井さんのインタビューと動画を
貼ってみましたが、

とてもおもしろかったので
貼りました。

すごくまっとうな方だな
と思いまして。

agehaspringsについては

以前、蔦谷さんのブログを読んでいたときに
いい意味で厳しそうな会社(?と言っていいのかわからないですけど)だな
と思っていました。


前に、蔦谷さんの名前を
江戸時代の蔦谷重三郎にかけて書いたことがありますけど、
(今探したけどやっぱりないな。。。。)

agehasprings
すごくプロフェッショナルな集団だな
と思っていて。

それが、例えば
為永春水の工房にいた職人集団のような

日本の音楽文化を間違いなく牽引している集団だと
思うんですね。

なので、
その屋号に傷がつかない活躍を
これからも期待しています。

いろんな意味で(笑

でも、
プロデューサー集団から見たアーテイストというのは

それがアーティストから見たプロデューサーという視点と
同じように

どちらも観点が違っているので、

玉井さんの考え方すべてが正しいとは
もちろん思っていなくて。

アーティストというのは
やっぱり
ゼロから1を生み出せる人だと思うので

(まぁ、それができないアーティストの場合は
プロデューサーがそれを補完する場合もあるでしょうが。)

で、プロデューサーというのは
そのアーティストの作品を

より「あるべき形」にしてくれる存在なのかな
と個人的には思っています。


あと、
アーティストの好みというか

「どんなアーティストがよいか?」

というのも
人それぞれだと思うので

私が思うところと

玉井さんがおすすめする人も

もちろん違っていて。


私は、ミスチルよりも

スピッツ

エレカシの方が
やっぱり好きですね。

あと、
ゲスの極み乙女。も好きですけど、

玉井さんが言っているのとは
少し違っていて、

前も書いたことがありますが、


(私が見ていたとき)
絵音くんにとって
ゲスの極み乙女。
世間に対してキャッチーだったり
いろんな音楽の「実験」ができる場所

のような感じだったんじゃないかな
と思うんです。


私が聴いていた時期は

ゲスの極み乙女。の音楽自体が
それだけでも
ものすごく完成度が高くなっていってましたが、

でも、それをフィードバッグして
さらに高いレベルまで持って行っていたのが

indigo la Endだと思うんですよね。

だから、

ゲスの極み乙女。
玉井さん曰く「いいとこどり」の印象を受けるようなものも

自分の色として完全に昇華させているのが
indigo la Endの音楽なんじゃないかな

と。


個人的にはそう思います。

他のメンバー(演奏者)とかの
色の兼ね合いもあると思いますけど。


あくまでも
個人的な感想です(笑


この間
インタビューと動画を貼りっぱなしにしておいたので

一応補足でした。



で!

っつーわけで
昨日から

がっつり市川崑監督の金田一にハマってます!(≧▽≦)ハハッ←

この間宮本さんのソロのライブで
WOWOWに再加入して

この間のスピッツのときと同様見た後
速攻で解約したんですが、

当月無料で翌月末までは見られるので
(もちろん翌月までの視聴料は払いますが)

この間来た番組表をぱらぱらと見ておりましたら

なんと、市川崑監督の金田一シリーズを3日間にわたって
一挙放送するということで!

ひそかに楽しみにしておりました。。。(〃艸〃)くふふ

昨日見ましたが

やはり、いい!!

今回の映画は
1976~1979年までの5作品と
2006年のリメイクですが、

1976年と言えば
私が生まれた年なんです。

だから、
もちろん
リアルタイムで映画館とかに
見に行っているわけではないですし、

テレビで再放送を見たのも
小学生くらいのときなんですよね。

だから
それ以来
全然見ていないんです。


だから、
今見ると
ほんとにその良さがわかるというか。


そうそう
先日、玉井さんが動画でお話しされていた中に

現在の若者は
ものごごろついたときから
いろんな動画を見ているので

いろんな良い要素を自然にとってきている
と言われていましたが
(あい○ょん擁護も多分にあるとは思いますが笑)

にしては
若い人の中からそんなにいいアーティストが
出てきていない

と思うんです。

動画の時代って
(フラッシュの時代から考えて)

もう1990年代から始まっていたので
もう30年くらい経つと思うんですけど(笑


マサムネさんも
言ってましたが

そんなに出てきてないんです。


なので、
それはなぜなのかなー
と思っていたんですけど、

やっぱり
いろんな分野でもそうなんですが
「それがいいこと」に気づくためには
本人の実感が必要なのかな

って思うんですよね。

たくさん選択肢があっても

その中から
自分がいいと思うものを
選ぶには

やはりそれが
「自分の実感として」良いと思わなければ

それが良いことに気づかないんですよ。

だから、
それは
逆に
選択肢が多ければ多いほど
難しいのではないかと。


しかも、子供のときに
早いうちから
たくさんのものに接していても

いろんなもが当たり前にそこにあることに対する
抵抗感というのはないし、

先入観も生まれないとは思うんですけど、

子供のときから
本当にそれを好き、或いは良いと思ってないと

漠然とそこにある状態であっても
それを自分のものとして自覚的に取り入れることは
できないと思うんです。


なので、
やっぱり

自分の実感の積み重ねがないと
本当にそれが良い、とか好きとか
言えないのかもな

って思いました。

そして、それが好きだからと言って

それをちゃんと作品にできるための才能とか努力は
また別に必要であって。


どんな時代でもそれは変わらないんじゃないかな

思います。


なので、
私も、今回

やっぱり
金田一シリーズ大好きですけど、

感覚的にはそれをわかっていても

年をとるごとに

その良さが実感として
人に説明できるくらいのレベルに
わかっていくものだな

と思った次第です。


さてさて、
市川崑監督の作品を

WOWOWで見まして。

やはり、
以前テレビで見たものより

確実に映像が綺麗☆

前に
吉原炎上」の感想でも書きましたが

だから、市川監督の映画も
色鮮やかな感じがすごくわかりました。

で、
色彩の感じが

やっぱり
江戸末期から明治にかけての
色の感じなんですよね。

今回は
今のところ

犬神家の一族」(1976)
悪魔の手毬唄」(1977)
「獄門島」(1977)
「女王蜂」(1978)
まで見ました。

あと、明日
「病院坂の首縊りの木」(1779)
で、
2006年のリメイク版の
犬神家の一族
ですね。

やはり、第1作の「犬神家の一族」が
一番時代物を感じさせる一作です。

なので、
ところどころに
古典的な剽窃とかもあって、

犬神家の三姉妹が
青沼家の女ところへ行って
酷い仕打ちをするのは

まさに源氏の「桐壺」の野分の夜なんですね。


源氏の場合は、野分の夜のあとに使いをだして
桐壺の更衣は臥せっている場面なんですけど、

この前夜にこういう恐ろしい一夜があったからこそ
更衣は臥せってしまったのではないかとさえ
思える。


そのあたりを
市川監督が想像した上で映像化したのではないかな
と思ったりしました。


だから、
雨が激しく降る雷夜ですし、

三姉妹の顔が白塗りの平安顔なんです(笑

怖いですよね。

一人だけでも嫌なのに

3人も弘徽殿の女御がいるとか、
考えただけでも恐ろしいです。(笑


私も、
桐壺の更衣が里下がりしたあとに
なんで臥せってしまったのか
わからなかったんですけど、

こういうことだったのかもな
とか思いました。

(宮中での嫌がらせは物語上にありますが
里下がりしてからの経緯は語られていない。)


すごい説得力がある
と思いました。


地獄の果てまで追ってきそうな感じ(笑



犬神家の一族」から始まって
悪魔の手毬唄」も
「獄門島」もそうですが、

女系3姉妹が出てきます。

だから、
「女の業」みたいなのが
ずっと描かれているんですね。

一応一人ヒロインの若い女性がいますけど、

最も強烈な個性を放つのが
熟女の皆様方です。

なので、
この映画の要は
やはりその役どころを抑える女優陣の皆様方です。

すごいです。

本当に圧倒的な存在感です。

そして、
美しいですよね。


今って、
ほんとに
この年齢のこういう女優の方が
いないじゃないですか。


この間、劇団☆新感線
の「蜉蝣峠」を見たと書きましたが、

あれも、
ストーリー的には
ほぼほぼ「悪魔の手毬唄」の一部なんです。

設定に
人殺しの鬼を加えている感じで。
(たぶんそれは「八ツ墓村」っぽいニュアンス。)

で、
女性を高岡早紀さんが演じてましたけど、

やっぱりちょっとちゃちい感じがするんです。


高岡早紀さんの出てる
作監督の「東海道四谷怪談」好きですけど、

蜉蝣峠」は
ちょっとやっぱり厚みが足りない感じです。

(まぁ半分コメディーだからかもしれないですけど。)


昔の女優さん方は
存在感がやっぱり全然違いますよね。

品もあるし。

高峰三枝子さんでしょ、

草笛光子さんでしょ、

岸惠子さん。


あとね。

セリフ回しが

本当にすごいんです。

やっぱり
セリフの掛け合いも

「犬神家」が
一番凝ってたし、
丁寧でした。


この時代の方は
みなさん

若い年齢でも

本当にセリフが上手い。


あの時代感もありますが、

白石加代子さんとかもそうですけど、

迫力が全然違いますよね。


作監督の
東海道四谷怪談」で
渡辺えり子さん役は

絶対
白石加代子さんが
モデルなんじゃないかな
とかも
思ったりしてましたが。



セリフが下手な人がいない

っていう。


それだけでなくて

完全に
自分と役から出ている言葉

って感じがします。

今の時代とは
全然比べ物にならないです。


あ、でも
一人

なんでこの人
こんなにセリフが下手なんだろう
と思ってたら

角川春樹」氏でした(笑

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角川春樹さんは「犬神家」の渡辺刑事役で出演されていたらしいです。

実は、宿屋の主人(金田一が泊まる方の、坂口良子さんがいる方の宿屋さんですね)役で
横溝正史さんも出ているらしいです。
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参照)横溝正史がどこに出てきていたかわからなくて探していたら発見したサイトさん。
garakutakan.blog.fc2.com
http://garakutakan.blog.fc2.com/blog-entry-771.html?sp


悪魔の手毬唄」で
常田富士男さんも出てましたが、
(演技されているところを見たことがなかったのですが
声でわかりました。)

やっぱりお芝居がめちゃくちゃうまいですね。

今ならわかります。

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今見ると、
ほんとに実力派の役者さんばかりですね。

石坂浩二さんとか
めっちゃ若いし!

「八神家」の地井武男さんも若いし
結構尖がってる感じでした。

猿蔵役の寺田稔さんとかも
今回まで全然気づきませんでした。

大和田獏さんも出てましたね。

三国連太郎さんは
お爺さん役でしたが、

実際のお爺さんの頃の印象のイメージが強すぎで
全然気が付かなくてあとから探しました(笑

こう書くと
なんだか、
近年亡くなった方が多いなと
今気づきましたが。。。。



そして、
女性陣は
みなさん美しい。

これ本当にすごいことです。

ヒロインは

犬神家の一族」では
島田陽子さん、

悪魔の手毬唄」では
仁科明子(亜希子)さん

「獄門島」では
大原麗子さん、

で、
「女王蜂」の
中井貴恵さん。。。。。はなんで?(笑

と思いました。

すみません。

ほんとに。

ちょっと
ガッカリしたっていうか。。。。


だって、
全然女王蜂の雰囲気じゃないじゃん!!

ちょっと
それは無理がある。。。。


あくまで
個人的な感想ですが。


明日の
「病院坂の首縊りの木」も
中井貴恵さんがヒロインかと思うと

若干テンソンが下がります。。。。。(´・ω・`)

なんか
ちょっと80年代アイドル風な感じ?
ですよね。

合わないー。


なので、
市川監督作品の金田一の場合

やはり
犬神家の一族」は
最初の1作目で良い出来


2作目の
悪魔の手毬唄」で追い風

3作目
「獄門島」でピーク


4作目
「女王蜂」あれ?

みたいな印象です。

4作目は
ストーリー的にも
仲代さん、岸さんが際立ってますが、

岸さんは
悪魔の手毬唄」でも
ほぼほぼメインなので

ちょっと重複感がありますよね。

毎回違った役どころで
全く違った演技の
大滝秀治さんとかは
脇でもすごいおもしろいので、

そのあたりのクオリティー
高いのですが。

やはり
市川崑監督版では
個人的には

犬神家の一族

悪魔の手毬唄

あたりが
一番良いと思いますた。


まぁ、1作目が
大評判だったので、
その後矢継ぎ早に作品を作ったらしいですが。


しかしながら、
市川監督の映像センスが
やはり素晴らしいですよね。

まず、あの最初に出てくる
斬新なクレジットの文字は

たくさんの方がその後
受継いでいますが。

ちなみに
今回 市川版冒頭クレジットのテロップの影響を受けている
と思われるものを挙げてみる。


「犬神家」市川崑監督
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古畑任三郎」 ※古畑任三郎BG集(自分用リンク笑)→https://youtu.be/-TDdXqor7VU
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エヴァ(テレビ版)
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他にもいろいろありそうだけど。。。
また思い出したら加えよう(笑


映画のあらゆるところに
監督こだわりの美が
感じられました。


よく
「犬神家」の
“湖畔に突き出た両足”


という斬新な構図が
話に上がりますが。。。


ていうか、

「犬神家、足」で検索したら
なんかおもしろそうなのが
いろいろ出てきたんですがw

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後で、ゆっくり見てみよう。。。。(笑



もちろん
それだけではありません。


今回思ったのが

やはり

美しいものは死体まで美しく

という観念ですね。



そういうところが
江戸的というか

日本人の美意識なんじゃないかな

私は思います。


海外の作品って
死体が汚いんです。

ゾンビとかもそうですけど。


ここまで
死体が美しいのは

日本ならではじゃないかな

と思います。


昔、島田荘司さんの本に
日本人の生首死体の切り口がいかに鮮やかで
素晴らしかったかについて
書かれてありましたが、

きっとそういうことなんだろうな
と思います。


特に

悪魔の手毬唄」から
「獄門島」にかけて

の三姉妹の死に方
ですね。


ほんとに
ここは

映画でちゃんと見てほしいんですが。


悪魔の手毬唄」では
本当に無垢な
何の罪もない少女達が殺されるんです。

でも、
「獄門島」は
いささか素行があまりよくない感じの子達なんです。

(現代人からすればそこまで素行の悪いとも思えない箇所もありますが。)

だから
もう、市川監督の見せどころというか
意地でもあるかもしれませんが、

死に際の「型」に
めちゃくちゃこだわりが感じられるんですよ。

特に

「獄門島」の3姉妹の死ぬ箇所で

逆さづりは
たぶん、
ちょっとインパクト重視なところがありますが、


道成寺を見立てた鐘から
倒れかかって出てきた時の構図、


そして、
神台から仰向きに転がった死体の構図、

この辺りは
完璧なくらいの形とアングルです。


実際、映画で見ていただきたいです。


よって、
今回改めて思ったのは


日本人なら死に際までも美しく

ということですね。


日本人って

やっぱり
勝ち方とかも美しくないと
賛同が得られないと思うんです。

いくら表面的に
綺麗ごと言っても、

汚い勝ち方をするんなら
美しく死んだ方がいいんだな

と。


だから、

最近の
バケモノ・ゾンビって

まだまだ
海外っぽいところがありますけど、

本当は
日本人だと
四谷怪談のお岩さんみたいに

最終的には
そこに何らかの美しさとか切なさを見出す人も
いるんじゃないかな

と。


日本人なら

そういう美意識が
きっと働きそうだな


思いました。



まぁ
東京オリンピックの開会式とか

見るも無残な有様でしたが(笑


日本人なら 本来は 負けても美しくないといけませんよね。


最近の嘆かわしい現状はともかくも。


とにかく、

映画に出ている女優さんたちが
美しかったので

画像を貼り貼りして
個人的に余韻を楽しみたいと思います。


やはり個人的には
大原麗子さんですよね!!(*´∀`*)ぽわーん♡

いつまでもお美しかった大原さんですが、

さっき調べたところ、
「獄門島」のとき
大原さんは31歳だったそう。
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見えない!!!!


大原さんは
演技もめちゃくちゃ上手いですし、

あの声で言われるセリフが良いですよねー。


声質的には
ちょっとだけハスキーな感じなんですが、

音が少し重なってる感じとか
少し息声っぽいところとかが
すごく魅力的な感じで印象に残るんじゃないかな
と思います。


昔、大原さんのCMで
すごく印象に残ったあのセリフも

大原さんのならではのあの声もあってのことだと
私は思いますが。
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大原さんの声の感じを考えていたら
なんとなく
マサムネたんの最近の声(50代以降)に似てる?
とか思いましたが。

この間の北海道はカスカス度高めだったけど(笑

とりあえず
大原さん
お美しいということで。

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「獄門島」では
3姉妹に浅野ゆう子さんも出てましたね。
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かわゆい。


3姉妹ともかわいいです。
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中村七枝子さん
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一ノ瀬康子さん
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顔立ちも
なんとなく今っぽい感じですよね。

この3姉妹が
無惨な死を遂げます。。。



悪魔の手毬唄
では、

あの流れでの
あの精巧な人形のシーンが
一番好きではありましたけど、
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もちろん
ヒロインの仁科さんも美しかったですね。

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半面が赤痣の役どころの永島瑛子さんは
現代で言うところの蒼井優ちゃんっぽい印象。

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「犬神家」では
ヒロインの島田陽子さん

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女優さんたちのメイクの仕方が
悪魔の手毬唄」以降
変わってきまして、

やっぱり、少し古式めかしい感じですが
その清楚な感じがとてもよいです。

虐められる大関優子(佳那晃子)さんも
本当はとてもお美しいですが、
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雨の中の衝撃の惨劇シーンは悲壮感が漂います。
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(でも美しいですよね。)


「女王蜂」の中井貴恵さんは
私はあまりハマりませんでしたが、

こういうタイプもありなのですかね。。。
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そして、全体を通して
必ず出演している

金田一の泊まる宿屋で

いろいろお世話をしてくれたりする
坂口良子さんが

めっちゃかわいかった♡
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悲惨なシーンの連続する映画の中で
唯一のオアシス的存在☆


このかわいさ
すごすぎません?


そう、

昔、宮崎駿監督の「風立ちぬ」のときに
宮崎監督が
昔の映画の女優さんの生活の中での
いろんな所作がいいと思って研究してた

と言っていて

自分で洗濯物の畳み方を習ったりしてましたが(* ´艸`)カワイイ

今回
坂口さんや
岸さんが

セリフを言いながら
かいがいしくお世話しているのを見て

「これかー!」
って
改めて納得しました。

言われてみれば
そうだわ
と。

しかも
結構いろんなことしている。(笑

今の女優さんって

セリフ言う時
棒立ちの人多いですよね。


たしかに。。。

と思いました。


今の人達のリアルは

スマホ見ながら
あれこれしたり。。。。

って感じですよね、たぶん。


リアル生活の変化の推移についても
少し発見でした。


そうですね。

なんか、昔の女性のほうが
きびきびしてていいかも

と思いました。


そんな感じです。


ではでは、最後に
犬神家の一族」の1976年の予告動画

「獄門島」の予告を貼ってみます。


www.youtube.com
https://youtu.be/dtjDZDSS-Qs

いろんなコントとかでも結構マネされてたあおい輝彦さん演じるマスク姿の佐清さんですが、
映画版は本当に演技がよくて、初めて見たら怖かっただろうな
と。

個人的には指紋鑑定のときに高峰さんから手を拭いてもらっているときの
人形のような無感覚の仕草がかなりツボです。




www.youtube.com
https://youtu.be/7TeXfSLakJY

そう、獄門島って出てる人がみんな魅力的なんですよねー。


WOWOWでは、もっと色鮮やかな映像で見られますた。

ほんとに、デザインといい映像センスといい、
今見ても古さを全く感じさせない素晴らしい映画です。

今度は是非是非古谷一行金田一を放送してほしい!(笑 

1977年のドラマ版(第1作~第9作)だけでもいいよ♡←


というわけで、
しれっと希望を述べたところで(笑

本日はこの辺りにて。

ではでは、またねー!(´ω` )/←好きな映画見たからご機嫌♡

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※8/25 23:11 誤字・脱字を数か所修正