感時、花濺涙。

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こんばんはー(*^ー^*)

本日は2021年8月27日(金)でございます。

。。。の予定が、
20時頃から急にネットがつながらなくなりまして。

まぁ、いつもの嫌がらせですが
またPCをリセットして
ようやくつながりまして

こんな時間に。。。。

もう、2021年8月28日(土)になってますね。。。
はぁ、つかれた(*´Д`)

というわけで
深夜に失礼いたします。


昨日(8/26)は、
ブログはおやすみいたしました。

最近なんかやる気なくて(笑


この頃は、こちらブログ(→虹色drops)
で先にupして、

あとから、もうひとつのブログ(→Ad novam sationem tecum)

にupするようにしていますが、

先にupしてるやつ(→虹色drops)のほうが
up時間と更新履歴がちゃんと記録されるわけだからなんだけど、

こちらのアカウントも
更新を始めたときに書いたように

なんか複数アカウントにされてるっぽい気がするのと
途中でまた、中身のデータを入れ替えられた(2020年初めごろ)ような
感じがするんですよね。

upし終わった記事についても
ブログupするときだけ(←リアルタイムで監視されてるから)
下書きから公開にされてるような気もするし。

昨日は、虹色dropsのほうで8/23,25にupした記事を
Ad novam sationem tecumのほうでもupしたわけなんだけど、

赤い謎(前編・後編)が公開されてないっぽい?

下記画像参照。

前編の「次の記事」のところに後編の記事タイトルが表示されない。
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犬神家の記事(=後編の次の記事)へ行くと、
「前の記事」のところに、やっと後編の記事タイトルが出てくるので、
行ってみると。。。

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後編の記事が表示されるものの、
「前の記事」のところに前編の記事タイトルが表示されない。

タイトル名”あれこれそれどれ”(=前編の前の記事)のほうに行ってみると、
やっと、「次の記事」のところに前編の記事タイトルが出てくるという。。。

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やっぱり、なんかおかしいのです。


しかも、
公開するタイミングも
ずらされているような気もするし。

(で、その間に
やつらは後出し記事を準備したり、

事実の隠蔽をしたりするわけですね。)


ネット情報も検索しても
変な記事しかHitしないし。

なんかブログを書く気も
あまり起こらないわけです。

でも、まぁ
これで書かなかったら書かなかったで

やつらの思うつぼということにも
なりかねないので、

ぼちぼち更新は続けますが。(笑


嫌がらせされたからといって

ブログをやめるのも
変な話だしね。


というわけで、
本日も一応更新です。


昨日は、

WOWOW
病院坂の首縊りの家

犬神家の一族」(2006リメイク版)を
見ました!


病院坂の首縊りの家」は

本格推理小説好きには
島田荘司さんの
暗闇坂の人喰いの木」を思い出すけど、

原作と話も随分違っていて

まず、なんで病院坂なのかというのが
意味をなしてないし。

原作では東京が舞台なのですが、

映画版では舞台は奈良の吉野市になっている。

さっき、病院坂について調べたら
東京に病院坂は実在するらしいですね。

ちなみに下記は初耳。

芦辺拓は、『病院横町の首縊りの家』という題は
エドガー・アラン・ポーの『モルグ街の殺人』を森鷗外が翻訳した
『病院横町の殺人犯』から採ったのではないかと述べている。」

『病院横町の殺人犯』とか
あったっけ?(笑

まぁいっか。


冒頭から
「女王蜂」の中井貴恵さんと
原作者の横溝正史
金田一(石坂さん)とアメリカに行く会話するという
不自然なシーンから始まり(笑

(しかもまた横溝正史がセリフ下手だがら
中井貴恵さんまでつられて(?)棒読みという
目も当てられない展開。笑)

ちょっと
ひどいな
と思いましたが。

ストーリーの中盤の

古本屋さんで
金田一(石坂さん)と中井貴恵さんが出逢って

中井貴恵さんが唐突に薬学の知識を披露するシーンとかも
なんだこれは?(。´・ω・)?
と思いましたが(笑


予想はしていましたが
若干不安な想いを抱きつつ見始めましたけれども、

あれだね、

やっぱり

作を重ねるごとに
周囲がうるさくなってきたのか

やっぱりいろんな茶々が入ってきたようで

意味不明な演出が多かったです。



さっき調べたら、「女王蜂」のときも
中井貴恵さんがらみで某化粧品会社とのタイアップがあったみたいで

言われてみると、
「母の形見」とか言って
口紅から開かずの間のカギに関するメモを
見つけたシーンがあったな
とか思い出してましたが、

そのときも
なんか探偵小説の中のアイテムとしては
軽いなーとか思ってましたけど、

そういうわけだったのか
と。

一昨日に
クレジットに中井貴恵さんが出てるの先に見ていたので
中井貴恵さんがまたヒロインかと思って
懸念していたのですが、

ヒロインは桜田淳子さんでした。

中井貴恵さんより
アイドルっぽくなく(笑)
全然演技が上手かったのでよかったです。

映画の中で描かれる
中井貴恵さんの女性像から言って

なんとなく
戦後のアメリカ主義っぽい女性をイメージしているんですが、

桜田淳子さんは
日本人形のような髪をしていて
やはりそこは
市川崑監督の趣味なのかな?

とても美しかったです。

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冒頭の不自然なシーンと
最後もまた横溝正史と中井貴恵さんが

「新しい時代」
について語っているところからも
わかるんですけど、

それもなんか
とってつけたような感じがしました。


紅茶が出てくるのは、

いわゆる英国式アームチェアディテクティブにつきものの

午後の紅茶を飲みながらの推理”
というのを連想させていると思うんですけど、

金田一シリーズでの
ストーリーテラーはあくまでも
探偵・金田一であって

それを横溝自身(メディアの著作者)が
成り代わって
急に探偵気取りで物語を締める演出とか
誰が考えたんだろう?
と思いますが(笑)

市川監督っぽくない。。。


なんか無理やり
金田一シリーズを終わらせようとするかのような
誰かの思惑を感じます。

(実際、市川崑監督による
金田一シリーズは
2006年のリメイク版をのぞくと
今作にて終了となっています。)

なんだか
売れ線の映画をとりまく状況とかが

いつの時代も変わりませんねー(笑

とか思ってました。


今回の
市川監督による
映画版金田一シリーズは

ストーリー的にも
戦前の日本の旧家の没落のようなものが
描かれているんです。

「犬神家」もそうだし、
「女王蜂」もそうだし、

「獄門島」も「島」という閉鎖された土地での

「村」・「家」という旧式の日本の社会の枠組みの中で

殺人事件が起き

旧体制の呪いとでもいうかのような
ストーリー展開なので、

それが
「新しい時代」を目指す人達に
利用されたりもしてたのでしょうか。

そういうところが
社会派推理小説なんですよね。

でも、
もうあれから何十年経った今でも

私たち日本人は
旧家で起こる
いかにも古めかしい「犬神家」の話が大好きなんです。

どうしようもないくらいに。(笑


日本って変わってないな
と思いますよね。

ちなみに、

ネタバレしますが、


病院坂の首縊りの家」では

桜田淳子さんが一人二役をやっていて、

小雪とゆかりという女の子が入れ替わるんですけど、

ゆかりさんが殺されるとき
赤いワンピースを着ているんです。

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「ゆかり」というのは
漢字で書くと
「紫」ですね。

タイトルの
「首縊り」というのは、

まさに最近書いている
「(首吊り)自殺?」

のことですね。


そういうのからも、

まさにタイムリーな作品でした。

裏トレンドの色的にも
社会で起きている現象としても。


手品じゃありませんよ?(笑


もちろん「病院坂の首縊りの家」の放送日を
決めたのは私ではありません。


さてさて、
本編の感想に戻ります。

本作はやはり

佐久間良子さんでしょう。

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ストーリーとしては古典的ですが、

佐久間さんが

日本の明治以降 第二次世界大戦終了時の
旧家の女性の生き方を

哀しく

そして

美しく演じられておられます。


そういう人達の死のあとに来るのが

「新しいものは生まれるんだよ」
と言って

紅茶をすする人達であって、

(ここをアメリカではなくて
イギリスとしているところも
却ってアメリカ主義だなーと思いますが(笑))


それは
おそらく

江戸末期の武家のあとに

維新で成り上がった貴族達が
そうしてきたのと

同じだったんだろうな
と思うわけです。


市川崑監督の金田一
いわゆる角川映画の第一作
(角川文庫シリーズの映画化)として
生まれましたが、

それを念頭に置きつつ
今の時代を考えてみますと、

メディアは大きな変革を
迎えようとしていて、

出版界の今後の生き残りも含めて

犬神家の一族」を始めとする
金田一シリーズが

どんな意味を持つのか

そこまで含めて考えると

とても感慨深いことだと思います。


「犬神家」の長女松子夫人(高峰峰子さん演じる)は
「何か目に見えない力で動かされている」
と言っていて、

他の女性たちもそうでした。

それは、
死んでしまった誰かの意思かもしれないし、

大きな時代という流れそのものなのかもしれませんが、

もしかしたら、
それが
市川崑監督の表現したかった事なのかもしれません。

でも、一人一人は

自分の意思で
生きていて、

それを人間味のあるあたたかさで見守り

社会のためではなく
一人の人間として

ひとつひとつの事実を解きほぐしながら
明らかにしていったのが

金田一耕助であり、

それを演じた石坂浩二さんの
やさしさなのであったのではないかと

思いました。


2006年の「犬神家の一族」リメイク版は

カット割りなどは
ほぼほぼ同じで、

どちらかと言えば
切り落とすような作業のリメイクだったように

思います。

雰囲気的には
落ち着いていて

とても大人しい、礼儀正しい印象でした。

別の言い方をすれば

かつてそこにあった
活気やにぎやかさが

時代の垢と一緒に

そぎ落とされてしまったな
と。

建物の色も
古色が落ち着いた風合いになっていましたが、

そこは生活の音も匂いもしないんだろうな
というような。

演じる人達も

なんとなく
表面的な小綺麗さを漂わせているんですけど、

それは
お役所の事務机のような印象を持ちました。


変わらないのは
そこにある自然だけなんだな

思いました。



犬神家の一族」の冒頭で

石坂さん演じる金田一

宿屋から外の湖畔を眺めて

「国破れて山河あり」

と言いますが、

その一言が

きっと不変の真理なんだと思います。



「国破れて山河あり

 城春にして草木深し」



きっと、今のコロナ禍でも
それは同じことなんだろうな
と。

杜甫の詩「春望」については
こちらなどをご参照ください。

www.kangin.or.jp
http://www.kangin.or.jp/learning/text/chinese/k_B1_025.html


私も
杜甫の詩にしみじみとする年齢になりましたかね。(笑


「犬神家」の2006年リメイク版では

富司純子さんが美しく気高い松子夫人を
演じておられました。

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富司さんは
お年を召されてからも
極上の遊女の艶を感じさせる女性だなと思いますが、

1976年版「犬神家」の高峰三枝子さん演じる松子夫人が

貫禄・強さ

であったら、

富司純子さん演じる松子夫人は

冷酷・弱さ

であると思うんですよね。

そして、どちらも
母としての愛は変わらないという。


リメイク版ならではの
演技の違いの面白さを感じたのは

やはり富司純子さんでした。

実際の親子の
尾上菊之助さんとの共演も
よかったですね。

見ていても、
つい、ほんとの親子なんだよな
と思ってしまうけど、

プロとしての富司さんの凄さ
に感激しました。


それから
リメイク版を見て、

遅まきながら
1976年のあおい輝彦さんの
演技の凄さも

改めて感じました。

終盤に取調室で
金田一に問いただされるシーンがありますが


その際に

あおいさんの目が
だんだん真っ赤になってくるんですよ。

黙ったままで
誰も気づいてないんですけど。

で、
石坂さんが
セリフが終わって

ふとあおいさんの方を見たら

涙がこぼれてきて、

石坂さんも
はっと気が付くんです。


その間が
まさに、

金田一

容疑者として問いただしていた相手の涙に気づく瞬間
だったんです。

あのときの
石坂さんの
驚いたような

少し困惑したような表情が、

いつになく
強い口調で問いただしてしまって
少し後悔しているような

金田一の逡巡の表情にも見えました。


で、

そのあと
わっとなって

あおい輝彦さん演じる助清が

手で顔を覆って
泣き崩れるんですけど

その拍子に
椅子から転げ落ちるんです。


あれは、だから
自然とああなったのだと

思いました。


リメイク版は

まさに同じように演技されていたけれども、

でも、
同じじゃなかったんですね。

そういうところで
違いがやっぱりあからさまでした。

なんというののでしょうか、

形だけではなくて
心の在り方というか。

それと、

ひとつどうしても書いておきたいのが

あおい輝彦さんが
病院坂の首縊りの家」にも

小雪の兄の役で出ていらっしゃったんですが、

おそらく、
小雪にとって運命の敵とも呼べる
ゆかりの父を彷彿とさせるためか

あおいさんも髭を生やしていて。

かなり毛むくじゃらな感じで。

なので、
途中まで
あおい輝彦さんだと
気づかなかったんですが、

どうしてもね

その毛むくじゃらな感じが

パパイヤ鈴木にしか見えなくて(笑


絶対、パパイヤ鈴木だよな

と思っていました。


はい、それだけが
どうしても言っておきたかったのです。(笑


パパイヤ鈴木の
風鈴生首。。。。


そんなこともさておき(笑


2006年のリメイク版では、

石坂さん演じる金田一

一人、道を歩いていくシーンで
終わっていました。


1976年版では

見送られるのが苦手で

わき目も振らず
汽車に飛び乗るシーンで終わってましたが。


1976年版が

まるで、今からまた新しい事件へ向かう
始まりの予感を感じさせるような終わり方
だったのですが、

2006年版では

道を一人歩いていく石坂さんは
既に老年で

途中、少しだけ振り返りますが、

その目が少し潤んでいました。


きっと、市川崑監督と金田一をやるのは

これが最後だろうな
という想いがあったのかもしれない

と思って、

切ない気持ちになりました。



市川崑監督、石坂さんをはじめ

製作陣の皆様

素敵な金田一シリーズを

ありがとうございました。


最初の第一作から

既に45年。


今尚、

本当の意味で

人々に愛されている映画だな

と思いました。



以上、簡単ながら

感想までに。



というわけで、

そう言えば、前回
「犬神家、足」で検索していたら

おもしろいものを色々見つけたので

少し書いておきます(笑


この間は文字テロップのことで
エヴァを例に出しましたが、

そう言えばこういうのもあったな
と。

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ガチで犬神家ですね。(笑


それから、
こういう、おもしろい検証も見つけました。

ameblo.jp
https://ameblo.jp/ishibashi-kantei/entry-12205435305.html

犬神家の佐清(実際は静馬)の足を三次元CADで再現して
検証されているようです。

検証結果としては、
軟弱地盤のため安定が得られず
支柱基礎が必要であるとの結果が報告されています。(笑


映画を見るとわかるのですが
(もしかしたら色鮮やかなリマスタ版だからこそ見えるのかもしれませんが)
実は、佐清さんの足の斜め上方向に
糸のようなものが見えるのです。


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私も、今回映画を見ていて気づきましたが、

やはり安定が得られないために

足を吊って引き上げるような形で
糸で固定されているような印象です。

意外と見えてしまったというね。(笑

スタッフさんたちの苦労が
偲ばれます。


次に、

犬神家の佐清さんの足のデザイン性を生かした
氷が作れるという製氷トレイが出ていました。(笑


karapaia.com
https://karapaia.com/archives/52253600.html

価格は3個セット3500円、6個セット6220円、12個セット1万890円だそうです。

(高い(笑))


でも、なんかいいですよね。

使用例↓
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さらにさらに!

いつの間にか
佐清さんが既にフィギュア化されているという。(笑

www.excite.co.jp
https://www.excite.co.jp/news/article/Japaaan_106129/


しかも
もしかしてと思ったら
レビューまであった(笑

okureje.hatenablog.com
https://okureje.hatenablog.com/entry/2020/08/24/183634

「サンプル画像では正座していた気がするが、商品版は正座はできない。」

wwwwww

たしかにマスクがキャストオフできないのは残念ですね(笑

上記レビューされた方による素敵なアレンジ

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他に
いくつか見かけた動画など。


ファミコン犬神家の一族

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まじかわ

あとこれは
個人的に好き♡(決してネタバレはありません笑)

すけきよが仮面をめくります

明智先生!!


こちらは
どこぞのネコさん。(笑

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みんな、佐清さん 大好きだよね!!

そんな感じで

今なお、愛されてやまない
犬神家の一族」について
お届けいたしました!(≧▽≦)


それでは、
本日はこの辺りにて。


またねー☆

(とか書いたあと、急にネット接続できなくなったんだぜ。。。)

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水島上等兵。(笑

*8/28 佐清さんが何故か助清さんになっていたので修正しました。
(今まで、ずっと佐清さんと書いていたはずなんですが。。。笑)