FOR YOUR EYES ONLY 

こんばんは☆

ただいま23時過ぎでございます。

いろいろやってたら遅くなっちゃって
今からがんばって書こうと思います(笑)

昨日の「草野マサムネのロック大陸」の感想の続きですが、

LIVE AND LET DIEが出てきたので007について
少し書きたいなと思っております。

私の携帯が使えなくなる前
結構映画の感想とかも書いていたんですけれども、

あれから古い携帯(通信はつながっていないやつ)に
日記を書いていて
映画の感想とかもちょこちょこ書いてました。

最初はWOWOWで見た映画を
メモしておくくらいだったんですけど、
やっぱりつい長く書いてしまったりもしていて(笑)

8月くらいからかな?
邦画とかアニメとか増えてきて
でも、見てたら結構腹立つことが多かったんです(笑)

今日もその記録を見直してましたが
それはそれは酷い感じで。
(全てテキストデータにして保存してあるので
 いつか公開したいと思ってますけど。)

それを毎日書き続けてたら
ほんと精神的によろしくないと思ったので
もう、あんまり見ないことにしたんです。

そのときに
WOWOWで007の24作一挙放送があって。

昔の映画は少しは楽に見れるかなと思って
見ることにしたんです。

初代ボンドのショーンコネリーの作品から
全て。

9月から土日に一日2作品ずつのペースで放送されていたので
その4つの作品を一日1作品ずつ見る、
みたいな感じで
ちょうどよいペースでした。

でね、
ほんとに、007に救われたというか。

最初の頃の007って
ほんとに「見て楽しい」っていう
純粋なエンターテインメント作品で

そうだ、映画って楽しんで見るものなんだなっていうのを
思い出したというか。

すごく安心して見られたんですよね。


初代ボンドのショーン・コネリー時代から見たので
なおさらそうなんですけれども、

歴代のボンドにも
それぞれキャラクターがあるなと思って見ていましたが、
特に初代ショーン・コネリー
おおらかで、ユニークで
大人の余裕と色気のあるボンドでした。

ジェームス・ボンドは国家の元に動いているスパイで
もちろん凄腕なんですけれども

組織の中では意外とアウトローな感じで
結構自分の想いとか判断で動くし、
ルールは破りがちだし、
女好きだし

みたいな。

ショーン・コネリー時代の作品は
そういうボンドの明るくておおらかな感じがあって
時代的にも
まだまだいろんな人が世界のあちこちを旅することが
できるような感じではなかったので

世界のあちこちの風景や人や、美しかったり
楽しかったりする場所が映像に映し出されて

そういういろんな場所を舞台に
純粋にアクションやハラハラどきどきするストーリーと
ボンドのキャラクターを楽しむ
というような感じで。

Qの発明する道具も、
近未来の夢を描いていたし
とにかく雰囲気がポジティブで
そういうところが魅力でした。

それをきっと当時から見ていた人たちも
純粋に楽しんだんだろうな
とか思って。

なんかそういう感覚を思い出したというか。

とても楽しくて安心しながら
見ることができたのです。

ショーンコネリー時代に
日本を舞台にした作品もあって。

そのときはたぶん、日本も共同制作に
関わったのか?わからないですが

結構ハリキリ具合が
すごくて(笑)

見ていて面映い感じがしましたけれども。

ショーン・コネリーが忍者の格好とかも
したりとか。
ショーン・コネリーも大変(笑))

007ってこういう作品だったんだな
と。

私が小学生の頃は
既にロジャー・ムーアとかのおしゃれで
アイロニックな
まさに英国紳士風のボンドのイメージが
強かったので

結構びっくりしたというか。

心が開かれたというか。

その後、ティモシー・ダルトン
ピアース・ブロスナン
それぞれ味のあるボンドで

とてもおもしろくて

現在のダニエル・クレイグのボンドに
至るわけですが。

ほんとに
ボンドのキャラクターが
それぞれ個性があって、

それぞれの作品の世界も洗練され、
ストーリーも深みを増し、
規模も技術も革新的に飛躍してゆき、

007を見るだけで
その当時の世界やそのときの空気が
どんな感じで、どう変わっていったのかを
知ることもできるのではないかと
思ったりもしました。

作品の年譜を見ると
最初の頃は1年ごとに公開されていて、

それから
2年ずつとなり、

でもね
きちんとほぼ定期的に
作品が作られていて。

数年間隔でちゃんと
007が作り続けられていたという事実が
本当にすごいことだな
と。

まさに歴史を刻み続けてきたんだな
と。

だからね
007は
やっぱり、広くて大きくて深い世界だなと
思いました。

私が作品として一番好きなのは何かと
聞かれたら
やっぱり「SKYFALL」かな
と思います。

エンターテインメント性の強い
初代ボンドの活躍する初期の頃の007から
次第に
007の世界はより細やかに構築され
ボンドのキャラクターや人格
考え方なども深みを増してゆきますが、

ボンドの存在そのものを
ボンド自身が考えるようになってゆきます。

まさに、本当の意味でボンドが
ヒーローという側面だけではなくて
現実世界で生きている人間と同じように悩んだり
苦しんだりするようになっていきます。

その起点となったのが、
ピアース・ブロスナン時代の
DIE ANOTHER DAY」で、

このとき
ボンドは、敵国の捕虜となり
拷問を受けるという事態に陥ります。

今までは、
数々の困難な場面に出くわしながらも

一方で
ワインを飲みながら
女性を口説きながら
お洒落に優雅に事件を解決する雰囲気を
崩さないボンドでしたが

ここで組織の中でのボンドと
一人の人間としてのボンドとの
狭間での葛藤が
ボンドに生じたといえます。

ストーリーが、よりシリアスになり
これはダニエル・クレイグのボンド作品にも
引き継がれます。

ダニエル・クレイグのボンド作品は
DIE ANOTHER DAY」より4年後で
すこし間があいて

ボンド像もがらっと変わって
制作側が全く新しい007を作ろうとしていた
意思が感じられて

ボンド役のダニエル・クレイグ
従来のイメージとは全く違っていたので
作品公開前は批判もあったとか。

しかし、その批判をものともせず、
ダニエル・クレイグのボンドは
すごく良かったわけです。

私も
見ていて、
すごく素敵なボンドだなと
思いました。

「SKYFALL」は、
いろんな角度から見て
素晴らしくて、
ストーリーや、
ボンド以外のキャラクターの設定等も
一番好きかな、と。

「SKYFALL」はダニエル・クレイグになってから
3作目なんですけれども、

1作目はすごく若くて

「CASINO ROYALE」の冒頭のアクション・シーンは
今までのボンドの中でもかなり肉体を駆使した
見ごたえのあるアクションで
ダニエル・クレイグシリーズの中でも
アクション・シーンを選ぶなら、
「CASINO ROYALE」かなーとかも
思うんですけど。

それから6年後に制作されたのが「SKYFALL」なわけ
です。

ボンドはMの指示(ボンドの生命を危機にさらす可能性のある
極限の状況下で下された指示)で
谷底に落ち、生死もわからない状態で
長いブランク後に戻ってきたという設定になっていて、

以前とははるかに能力の落ちたボンド
という設定なんですよね。

ボンドからしてみれば
組織に切り捨てられた(殺された)ような状況でもあり、
組織の中の自分のボンドとしての存在にかける想いとか、
取り返せない過去の自分と現在の自分とか

“二度と戻らないものを
どうやって再び手に入れるか”
そして
“それを乗り越えて、
 再び自分として生きていくには
 どうすればいいか”
というテーマがあり、

実際のダニエル・クレイグの年齢とかも
そこにリンクして

まさにダニエル・クレイグ
ボンドが一体化して
より生きたボンドが
描かれていて

すごく良かったんですよね。

そして、
ボンドをとりまく人々の想いも
ストーリーに複雑に絡み合い、

映像もさまざまなデザインも
とても美しかった。
(とても個性的で、という意味で。)

ので、

私の中での一番は
「SKYFALL」かなと思いますけど、
やっぱり
どの作品もそれぞれ味があってよい。(笑)

でもダニエル・クレイグ
かっこいいよね。

なんかね
見た目怖そうなんですけど、
笑ったとき(「CASINO ROYALE」のときとか特に)
ちょっと照れたような笑い方をするのが
すごくかわいいのですよ。

そんな笑い方したら
こっちまで
照れてしまうやん

みたいな(笑)

あとね、
他のボンドと違って
スーツじゃないときが
多いのも

なんか今までのボンドと違うというか
親近感がわくというか。

若いよなーと思うけど、
さっき調べてたら
今年50歳とか知って
結構びっくりしましたよ。

見えない。。。。


ところで、ところで
歴代ボンドの中で
ティモシー・ダルトンという方がおられるのですが、
この方がね。。。。


マサムネさん(←もちろんspitzの)に
似てる!!


私は思うのです。

似てるよね?

似てない?

似てるよー!

いいじゃん

似てるってことにしとこうぜ(笑)


映像を見るとなおさら似てると思うのです。

顔の輪郭かなー?

笑ったときとか特にね。

だから
笑顔のときとか
めっちゃ
きゅんとなってしまう。

ティモシー・ダルトンのボンドは
真面目ですごく誠実
(でも女の人は結構好き(笑))
なんですけれども、

見た目も静かで落ち着いていて
でも
いざというときに強いのです。

そして
物静かなその姿の心のうちは
結構ぱっしょねいとな感じで

その心に秘めた熱い情の深さを
知ってしまうと
惹きこまれずにはいられないという。。。。

なんか
そういうところも
マサムネさんに似ているような
気がします。

もちろん
私のものすごく個人的な見方
なんですけれどもね。

だから、
ティモシー・ダルトンのボンドのときは
余計どきどきしてしまうというか。(笑)

だってさー
(「THE LIVING DAYLIGHTS」のときだったっけ?)
夜の遊園地デートとか
あるんだよ?

観覧車とかにも乗ってね。

妄想がふくらむよね?(笑)

ただでさえ
どきどきしてしまうのに
これは致し方ないと思うの。

だから、
007全体としては
ダニエル・クレイグ推しですが

個人的には
ティモシー・ダルトン推しです(笑)

さっき
ダニエル・クレイグ
ティモシー・ダルトンの画像を拾おうと
思って見てたら、

007新作作ってるとか!!!

すごい楽しみ!!

しかも
ダニエル・クレイグ続投とか
嬉しすぎます。


楽しみが一個増えたー!!

超楽しみ。


というわけで
これを機会に
007への愛を語ってみました。

私の
穏やかな心と楽しい日々を支えてくれた
007に一度お礼を言いたいと思って。

ありがとうございます!!


やっぱり
これだけ長く続く作品は
いろんな人の想いの重なりが
すごいなと思います。

もう、ほんとに
作品群というよりは
時代の一部という感じすらある。

だからこそ
新たな命を吹き込みつつ
作品の本質を
常に磨き上げていく
老舗の凄さみたいな。

そう言えば、

去年の春のAI祭り以来、
AI関連とか
宇宙生命体モノとかを
特に選んで見たりしてましたが、

結局
スターウォーズ 最後のジェダイ」が
一番物事の本質を突いていた様な気がします。

ルークが
ジェダイとは自分が死んで終わるものではない」
って言っていた言葉が
とても印象的で、

結局フォースとは
何だったのかということも
すごくよく納得できた。

さすが老舗の力やね

とか思った。

いろんなところで
世代交代が起こっていて

いろんな人が
今が一番世界の流れの
境界地点だと
感じている。

これからも
自分として生きていくために

しっかり
生きていきましょう。

とかなんとか
書きつつ。


昨日のろくまんの感想続きで、
LIVE AND LET DIEが取り上げられていたのですが、

実を言うと
私は007をコンプリートできてなくて
LIVE AND LET DIEと
ON HER MAJESTY'S SECRET SERVICEだけ
見ていないのです。(笑)

たしか、LIVE AND LET DIEは録画し忘れたのと
ON HER MAJESTY'S SECRET SERVICEのときは
HDDの録画容量が足りなくて
録画できなかったんだよね。。。。。

いつか機会があれば見たいです。

にしても
007は主題歌の映像が
めちゃめちゃ凝ってます。

昔から、デザインにもこだわりつつ
(必ず裸体の女性が出てきますので
そこは必ず踏襲しつつ)
とても映像のクオリティーが高いです。

最近の映画の主題歌は
エンドロールのときにクレジットにかぶせて
ちょろっと流れるだけですが

007はものすごく美麗な映像で
OPにほぼFULLで流れます。
主題歌のイメージと映像のイメージを
本当に大切にしていて

こういうところにも
作品に対する
こだわりというか
とても丁寧だなと思います。

隅から隅まで
スキなし
ぬかりなし。

さすがです。

というわけで、
美麗な映像とともに
SKYFALLとSPECTRE(←おススメ)の
主題歌のリンクを張らせていただき
今宵はこのあたりにて。

(結局遅くなっちゃった。。。。)

記事タイトルは
ロジャー・ムーアがボンド役の
「FOR YOUR EYES ONLY」
より。

海底学者の女の子がかわいくて
いつもより純粋な感じのボンドが
とても素敵な作品です。

007に愛を込めて。

じゃぁ
おやすみなさい☆



*******

Skyfall / Adele

天から奈落の底へ落ちたとき
どうやってそこから這い上がるのか

天からさす光と海底の暗闇
それを表現した映像と音楽が素敵です。


Writing's On TheWall (from Spectre)/Sam Smith

管弦楽の調べと声の重なりが美しい曲。

タコのデザインがね!!
本当に素晴らしい。

トリガーに絡みつくタコの足もね
すごく手間がかかってると思うの。

そんな感じで。