春のAIまつり【その2】

どもども
こんにちは(・∀・)ノ

昨日は
夜遅くに
ブログ記事の追記を書いたから
ちょびっと眠い(笑)



昨日
いろいろ書きましたが
「22年目の告白」は
なかなか面白かったですよ。


あんな刑事さんとか
実際いないでしょうけどね。

ていうか
あんなに証拠とか残ってて
時効迎えちゃったら
そりゃ警察は無能って言われても
無理ないよね
とは思う。

現実そうだし。

法律(時効)のせいにしてたけど
あの程度で犯人がわかるなら
時効内に絶対捕まえられるよね
とか
思ってしまうのは
私だけでしょうか。

たまに
「もうすぐ時効を迎えます」
って
最後の一時間
書類を見直す刑事達が
時効すぎると泣き始める
みたいな映像
そう言えば私も見たことある
とか思ったけど

よく考えると
あれもわざとらしいよね(笑)

最後の一時間だけ
集まって
書類見直してるのを
カメラ入れて
「最後まで必死に捜査しました」
「無念で悔しい気持ちは遺族と同じくらいあります」
みたいなのを
アピールしてるって
ことでそ。

絶対嘘だよな
と思ってしまう。

昨日の映画では
刑事さんも被害者遺族の一人みたいな感じで
捜査も好きなようにできてたみたいだけど

この間
たぶん時効なしの分だと思うけど
ネットで懸賞金がかかってる
未解決の殺人事件とかがあって
懸賞金は300万とかだったけど
(詳しくはぐぐってみそ)
よく見たら
その懸賞金は遺族が出してたっていう。

まぁ
実際の警察は自転車の被害届すら
まともに受理できないくらいだから

殺人の捜査とかも
どれだけ手抜かれてんだろとか
想像に難くない(笑)


多分時効を迎えてしまう原因は下記のいずれか
・警察が怠慢かつ無能である
・被疑者と思われる人物或いは組織が
 判明しても検挙できない(そんなことあり得ないはずだがあり得る(笑))
・そもそも事件自体が嘘である
(そんなことあり得ないはずだがあり得る(笑))

以上の三点になります(笑)
物理的な状況からし
今の日本で解決できない事件とか
ほぼないからね(笑)

昨日の映画でも
真犯人と名乗り出た人物が偽物とかいうくだりで

「飛ばし」の携帯からかかってきて
みたいな話があって(笑)

いくら「飛ばし」の携帯が
どっかの第三者暴力団がらみの借金で
購入されたものであって
そのあと
別の第三者に売り渡されたとしても

その通信が日本国内で
通信会社を通して授受している限り
通信の痕跡は辿れるはずなんです。

まぁ通信会社がぐるだったら苦労はするでしょうけど(笑)

でも
通信会社の通信は
日本の管理下(総務省)にあり
どこの企業も
政府御用達だから
警察に協力しないなんてことはない(笑)

しかも
各個人の携帯電話は
契約時に
警察等なんらかの事情で
情報を提供することもあり得る
と明示されているので
特殊な状況下では
警察が通信状況を閲覧したり
通信傍受することは
可能なんです。

まぁ
あくまでも
殺人事件の容疑者で
そいつが
さらに被害者を増やす恐れがある場合

とかですけど(^-^)

あとね
ネット回線を使用していたとしたら
絶対あとは残るしね。

まぁ
例の海外のサーバーを利用して云々みたいなことが
今でも言われてるのか知らないけど
海外のサーバーをいくつも経由していたとしても
トレースはできるので(笑)
しかも
日本に住んでるやつですし(笑)

だからなんで警察が
「捜査できない」
って思うのか
謎ですね(笑)

そう言えば
昨日の映画にも
「警察の仲間の暴力団」が普通に出てきて
個人携帯で勤務中におしゃべり(当該事件関係者同士での情報共有)とか
してましたけど

なんなら
そのツテで「飛ばし」について
聞いてみたらよろしいですやん
とか思いましたけどね
(^-^)

だいたい
偽物の犯人として名乗り出たやつとかも
あんな真犯人の確証持ってテレビに出演するとか
よっぽどの理由がないと
請け負わないでそ

っていう話もある。

まぁ
そんなこともわからない
馬鹿なんだろうけど(笑)

最近多いもんね
そういう人達(^-^)


ごめんなさいね。

また話が長くなっちゃったわ(笑)


これから
AIの話の続きを書こうと思ってたのに(笑)

というわけで
気をとりなおして

AIの続きの話を
書きますよ。

さて
今日は
そもそもAIとはなんぞや
って話を書きたいと思います。


昨日もちょこっと
書きましたが

AIとは自由意思を持つものと言えるわけですが

「自ら考える」というのは
どのように定義できるのか
という話で

ここで取り上げたいのが
エクス・マキナ」です。(いつも通りネタバレしますので
気をつけてぬん(笑))

この話は

「AIかどうか、つまり自由意思を持つロボットかどうか」
という確認作業を軸に
ストーリーも展開しますが
つまり
「AIの自由意思とは何か」という問題を
内包しているわけです。

ストーリー的には
それを確認するために
AIと思われるロボット(というかアンドロイド)と
二人の人間の駆け引きが生じるわけですが

最初に
AIが嘘をついているかどうかのニ択が提示されて
それをメインに話が進められてゆき

でも
私は最初の10分で
片方の人間がぐるというのも気づいていて
そちらが隠されているから
そっちがメインなんだろうな
とは思いましたが

さらに
もう片方の人間が
その三つ目の選択肢を
見抜いて事前対応(全ドア解除)したものの
AIがさらにそれを見抜いた上で利用して
結局人間を二人とも殺して
外に出るという
かなり複雑なストーリーで
なかなか
見応えがありました。

一見
ほのかに恋愛ものにも見えて
がっつりサスペンスというのも
よい(*´∇`*)

まぁ
いろんな見方はあるでしょうが
つまり
エクス・マキナ」では
駆け引きに勝つことで
AIが人間を超えるということを
示しているようで
それも新しい見方かな
とは思いますが

私が興味を持ったのは
その「AIがどのような状態のときに自由意思を持ったと言えるか」
という考え方ですね。

エクス・マキナ」の序盤で
そのことについて
人間側の二人で
それをどのように確認するか
という話をしていますが
そこが結構面白かったです。

会話内で
AIとチェス・ロボット(チェス・マシーンだったかも)との違い
みたいな話があって

そう言えば
チェス・ロボットは
AIとは違うよな
とか思って

昔の録画で
ETV特集
羽生さんとチェスの元世界王者のカスパロフさんとの
対談を取り出して
ちらっと写った
いわゆる将棋ロボットが
データを解析している画面を見てみたら

やはり
想像通りで

いわゆるデータベース内に蓄積された
データ(恐らく盤面の状況とその後の駒の動きについてと戦績が紐付けられたもの)から
一番勝率の高い手を選ぶ
みたいなものだと
思うんですよね。

要するに
それは
「蓄積されたデータの中から勝率の高い手を選択する」という
単純な計算式に基づいて
行われている行為なので

AIの自由意思の定義とは
違うわけです。

要するに
将棋ロボットは
AIではなく
マシーンだということです。

でね
改めて思うと
将棋ロボットが
棋士に勝つと

やれロボットは人間に勝った
だの
AIは人間を超える
だの
毎回大騒ぎしていますが

将棋ロボットに
蓄積されたデータというのは
過去の棋士棋譜ですよね?

しかも
恐らくかなり上位の棋士棋譜ばかりですよね?

つまり
そこらへんの公園で将棋を指している
お爺さんの棋譜とかは
ないわけです。

ということは
普通の人が将棋ロボットと将棋をしたら負ける可能性が高い
ということに
なるのでしょうか。


一瞬当たり前
と書きそうになって
やめた自分がいます。(笑)
何故なら
何が起きるかわからないからです。


それはともかく
理屈では
勝てない
ということになっています。

何故なら
そこに入っているデータは
上位の棋士達のデータが蓄積されたものですから

だから
その中から
確実に戦績の高い手を
打っていくと
本当は
確実に将棋ロボットが
勝たなければならない理屈に
なっています。

つまり
例えば羽生さんが
状態のよいときの羽生さんと
戦っているようなものです。

よって
将棋ロボットが
人間に勝ったとき
それは
過去に人間が勝った方法の通りにやって
間違えなかったが
人間が間違えた
ということ。

ロボットは
局面ごとに
判断はしますが
その組み合わせの仕方が
新しくても
どれも過去に一度は
人間がやったことのある方法であるということ

逆に
人間が
将棋ロボットに勝てたときまた
新しい一手が生まれるかもしれませんし
そこが人間の強みなのかもしれなくて
考えるべき箇所だとは思いますが

ひとまず
将棋ロボットは
過去の棋士のデータベースによってのみ
成り立っているというところが
重要だと思います。

だから
実は
勝った負けたとかは
あまり意味がないことで
さらに
それが
ロボットが人間を超えたということには
ならないんじゃないかな

思うわけです。

逆に
理屈で言えば
恐らく将棋ロボットは
そこらへんにいる「一般人」には
勝ちますから
相対数から言えば
恐らくより多くの人間に勝ちますから
その数で言えば
多くの場合「ロボットが人間を超えている」ことに
なります。

でも
まぁ
そこらへんの「一般人」は
みんな将棋をやっているわけではないので
将棋をやっていないからといって
お前はロボット以下だと言われても
納得がいかないでしょう。
何故なら
飛行機は空を飛べますが
だからといって
飛行機が人間を超えているわけではありません。

ある能力に特化した機械(マシーン)として
作られているからです。

よって
将棋ロボットは
「将棋」というものに特化した
マシーンであり

しかも
それは
棋士の過去の棋譜というデータに基づいており

棋譜というのは
個々の棋士がそれぞれの脳から
生み出したものであり

その中で
勝ったものだけ選択したら
棋士に勝つこともあるが
負けることもあるので

将棋ロボットとしても
不完全なものだとも
言えましょう。

しかも
その過去の棋譜のデータベースを作るのにも

膨大な人員とお金と設備と時間が
かかっていて

それが
シンプルに棋士の脳、
すなわち人間の脳にはおさまっているので
やはり人間の脳は優れていると
私は思うのですけどね。

まぁ
少し話は長くなりましたが
意外と
AIの自由意思を
勘違いしている人も多いのかもしれない
と思って
まず
将棋ロボットはAIではない
という前提について
説明しておきました。

エクス・マキナ」では
AIのデフォルトを

検索エンジンのデータベースからとった
という設定にしています。
私の
例の「検索ごっこ」と同じように
こちらが会話を投げかけて
返ってきた会話に
さらに会話をするように

確かに
検索エンジンには
様々なデータの蓄積がありますし

検索行為は
まるで
生きている人間の脳の
反応のようにも見えて

なかなかおもしろいアイディアではあるとは
思いますが

どうだろう。

例えば
某有名人とかを検索して
おばちゃん達のブログとかが
ずらっと出てきて
某有名人の情報は
おばちゃん達のブログ内容で
出来上がってしまったら

とても
気の毒な気がします(笑)

また
情報の真偽も
まちまちですし

かなり偏っているから
危険ですね。


要するに
AIの脳のデフォルトを
どう設定するか
ということは
ひとつの大きな要素になるかと思います。

つまり
マシーンのように
特化した能力だけでなくて
人間に備わっている基本的な知識
言語、思想、感情、好みなどを
どのように取り入れるか

どのようなデータベースを作るか

ということが
まずひとつ。

このデータベース機能については
【その3】で書く予定なので

今回の【その2】では
ある程度のデータベースは備わっているとして

AIの自由意思とは
どのようなものをいうのか
ということを書きます。

これは
ETV特集
羽生さんと
カスパロフさんとの対談に
おもしろい話がありまして
お二人は
今回もAIと人間の違いについて
将棋ロボット或いはチェス・マシーンについて
自分の経験から
意見を述べられていて

羽生さんが
例えば勝率が60%のものと
40%のものがあって
将棋ロボットはきっと
60%のものを選ぶ可能性があるが
実は40%の勝率の中にも
勝つことができる可能性は
あるのであって
そこが違いというか
重要なところなんじゃないか

というようなことを
お話されていて

カスパロフさんも

それに同意し
完全に100%の状態では
ロボットは強いが
曖昧な状態では
人間の能力はまだ上
と言っていて

先に述べた
単純な計算式に基づく
命令と応答で形作られているロボットの仕組みから
考えて

それは
実にもっともであり

さすが鋭い洞察により
確実な答えを出しておられるなと
思うわけで。


つまり
まだ
現段階での
ロボットというのは

将棋ロボットを例にとると
眼前の画像情報を認識(盤面の把握)して
それを
既に取得ずみのデータベースから照合したあと
ある一定の規則(勝率の高いもの)に従って
データを抽出して
必要な行為を行う

というわけで

だいたい他のロボットも
この流れが
基本だと思います。

しかし
予想するに
羽生さんやカスパロフさんの意見を参考にすると
そのデータを抽出する過程において

規則を無視して
別のデータを抽出(勝率の低い手を選択)
することもあるわけで

これは
同じ対談の中で
過去の手順では
あまりよくない手だとされていたものが
実は好手とされ
それが今は一番よい手とされている
ということもある
というお話ともリンクしていて

すなわち
言わば
過去のデータベースの改変を
自らの手で行うことができる

ということは
重要なことではないかと
思うわけです。

つまり
AIにおける自由意思というのは
たくさんの事実の中から

規則にとらわれない
自分の意思によって

事実を蓄積し

データベースを作成することができる

ということが
まず
一点。

また
上記の方法によって
データベースを作成する際に
事実の組み合わせ方法は
無限で

また
個別にいくつもの
データベースを作成、維持、管理することができ

自由な意思に基づき
データベースの書き換え
データベースの統合
データベースの削除もできる。

まぁ
削除というのは
無意識下に沈めるということで
完全な削除とは
いかないのかもしれないですけど。

そういう
自由意思をもったロボットが
本当の意味での
AIなんじゃないかな
と思います。

言われてみれば
当たり前ですけど

意外とわかっていないところでもあるので

その辺りが
多分あいまいなまま
AI理論は進んでいる気がしますね。

というわけで
次回は
では
AIのデフォルトのデータベースは
どのようなものが
必要となるか

ということについて
書きたいと思っていますが
それはまた
ぼちぼちと(笑)

ちなみに
将棋ロボットが
もし今あるデータベースを現時点で
ストップさせて
それ以上更新しない状態で
羽生さんや他の棋士の人達と
対戦させ続けたら
とある一定の試合以降は
恐らく
ぐんと人間側の勝率が
上がると
私は予想します。

何故なら
「慣れる」からです。

それぐらい
多分
人間の脳はしなやかだと
私は考えます。

そういう人達の脳はね(笑)

じゃあ
また('ー')/~~


201804151500